英国 総選挙2024

選挙日程は7月4日

日本の大本営であるNHKまでも「スナク保守党政権」は支持率低迷し「労働党スターキー党首」の支持率は保守党を大きくリードして、政権交代は確実と報道してます。

 

一方の英国の大本営であるBBC

スナク首相の生い立ちを大々的に報道し、経済は「今年春に景気後退から抜け出している」・「インフレ率は過去3年間で最低の2.3%まで低下」とほめちぎってますね。

 

英国の社会保障は崩壊しつつあります、特に顕著なのが「医療」で現実問題として患者が治療を受けたくても「保険での診療」は数週間待ちから数か月待ちです。

命に係わる場合を除いて「診察を受けるまで」待ち時間中に「様態悪化」してしまうケースは漏れ伝わってきます。

ブレクジットで英国から離脱した「医療関係者」は多く、看護師不足は深刻で2022年からは特に悪化中です、労働環境完全を求めてストライキも勃発し「治療・手術」待ちの患者は予約が中止となりました。

このニュースはBBC・ロイター・日経でも取り上げられたのです。

www.bbc.com

英国では労働者の権利は「強く守られています」(ドイツ・フランスでも同様)遅刻・無断欠勤で解雇など不可能で、遅刻は体調不良(精神的も含みます)ということで、そもそも「不向きな仕事に付かされていて」精神的ダメージを受けたという考え方です。

体調不良で欠勤し「カフェ」でお茶しているのを目撃されたとしても「問題ありません」

昭和生まれの管理人からしたら「羨ましい」ほどの待遇です、昔のCMで「24時間戦えますか」

youtu.be英国でこんなCMは存在しないでしょう。

 

BBCは政権よりの報道をします、西側諸国ではメディアは「政権」よりの富裕層がオーナーなのですから、当たり前です。

 

だが、特権階級(英国は階級社会)のスナク首相は「ついついボロが出る」

スナク首相はBBCのインタビューの中で私的医療制度を利用して「待ち行列」を避けたと指摘されています。

英国のNHS(国民保険サービス、受診は原則無料)は崩壊に瀕してますそれ故に富裕層は私的医療制度を利用して「大金を支払って医療を受けます」がこれ自体は違法ではありません。

日本でも保険診療外診療として医療を受けられます「癌の未承認薬」などを処方してもらうには、この制度ですね。

未承認薬はアメリカでは承認されているが日本では未承認となっている(承認が遅れてる)薬を輸入して投薬する。

だが、国家元首の行動としては「相応しくない」というとです。

スナク首相はNHSへの経済支援と職員増強を約束たのですが「ほぼ出来ていません」

 

これらを含めて「英国民」の不満の現れが支持率低以下となっています、だが英国の富裕層は「意にも介してない」のですから、保守党の支持母体が少ないのは致し方ない。

これらすべては「英国病」と言われている。

大英帝国の時代に「富裕層」となった資本家は、英国の産業革命から生まれた言葉で「産業革命を達成した英国」で19世紀中ごろ世界最大の工業国 として君臨し莫大な富を得た人々をさします。

 

近代史では

イギリスの産業革命は社会そのものを変えた!

資本家が工場を建設し、機械を導入し、労働者に働かせ、商品を生産し、販売し利潤を得る。

このように効率的に利潤を得ることを資本主義と呼ぶが、資本主義体制が確立すると 労働者と資本家の対立が生まれる。

「資本家」と「労働者」という階級が生まれたのです、それが永遠と続くのが英国です

 

英国には贈与税がありません

英国では、いつ、誰が、誰に、いくら贈与しても、贈与の時点では課税対象とはならないのです。

そして、贈与者(財産を与えた人)が贈与後7年以上生存した場合は、その贈与は非課税となります。

贈与後7年未満で死亡した場合には、その贈与は相続資産と見做され、他の相続資産と合算され非課税枠を超えた分について、贈与後の生存年数によって以下の様に軽減相続税率が適用され、その贈与を受けた人、即ち受贈者が支払います。

英国では若くして「富裕層」の仲間入りをする人々がいます、若くして特権階級です。

英国では「この方法」により永遠に富裕層が続くのです。

 

他国のことですから「批判」をしてはいけません、

階級社会を構成している国は欧州では多くあります、そもそも言語に階級があるのですから階級制度は長く続いています。

ロンドンの労働者階級が用いる、いわば下町の言語がコックニーと呼ばれる英語です。

英国では「話すだけで階級が分かる」と言われてます。

 

王室の人々やBBCのアナウンサーが話すRP(Received Pronunciation/容認発音)や、下町訛りのコックニービートルズで知られるリヴァプール訛りなど、 イギリス人はちょっと話しただけで、相手の出身地や階級が分かってしまう

英国の社会的階級は

「アッパー・クラス」「ミドル・クラス」「ロウワー・クラス」となり、「アッパー・クラス」はさらに2つに分かれます。

 

本来「アッパー・クラス」は帝王学を学び、政治・経済を司ったのですが、いつの世からか英国病のおお元となった。

これが社会的摩擦を生んだ結果が英国病だろう(管理人の勝手な推察です)

 

******脱線しました

NATOではアメリカに次ぐ位置にある英国ですが、本気でWW3を仕掛けるつもりなんだろうか。

英国には資源はありません、その国が資源大国のロシアに本気でWW3など「気が狂った」とか思えない。

更に、徴兵制強化まで考えているなど「富裕層」はどうするのだろうか。

確かに英国王室は王族の入隊は「伝統と栄誉」だと公言しています、ウイリアム王子は英国空軍に属してます。

WW3での徴兵制について「大和総研」はレポートを出してます

www.dir.co.jp

WW3は当事者以外にも世界的関心を持たれていて、さまざまなレポートはありますが

WW3となるのか未来の事で「誰にも分かりません」

そして、WW3を目論んでいる「ニンテンドー」組織はアメリカ大統領選でトランブ氏の当選で勢いは失われます。

その証拠はトランプ大統領時代には戦争が無かった事で証明されます。

 

日本にいれば「ロシア憎し」の大号令が発布されていて、大半の日本人はロシア嫌いでしょう。

だが、欧州では「ロシア語」を話す民族は多くWW3などもっての外という人々は多いのです。

その結果が欧州選の敗者であり、次に控えるのが「英国総選挙」と「仏国民議会選挙」です。

仏国民議会選挙は30日の第1回投票まで後6日、

世論調査は、欧州連合(EU)懐疑派で反移民の極右野党・国民連合が一貫してトップです。

中道の与党連合は苦戦していて議席を半分以下に減らして大敗するという予想です。

マクロン大統領への批判は与党連合からも強く出ています。

 

だが、英仏共に国民の民意が「選挙」に影響を与えるのだから、民主主義の名の下に従うのが当たり前のことです。