英国の小売売上高は芳しくない、コアインフレ率は3月に4.2%と、2月の4.5%から低下したが、予想より高い水準となっている。
最大の原因は光熱費であろう、過去の平均世帯の年間光熱費約58万円/年が2023年には108万円まで高騰している。
この高騰原因はイギリスのエネルギー規制当局が電力会社が各家庭に請求できる電気・ガス代を8割引き上げた為です。
英国は寒い国です、しかし石造りの家が多い堅牢・強固で築年数も100年を超える。
近代的な省エネ住宅ではない、一度家が冷えると温めるのに大量のガスが必要となります、維持するのが難しいのです。
季節前前年比では2023年第1四半期からマイナスに陥っている、
ドイツのインフレは確実にスローダウンしているブルームバーグによると
ビーク12%近くまで上昇したインフレが3.1%まで急降下するには「GDPの急減速」という理由がふさわしい。
欧州の景気が不調なのはECBが節度ある金融政策を実施しているからで、無節操なFRBと比べれば簡単に理解できる。
長期チャートは
カナダのインフレも落ち着いてきた感はある、チャートで見ると
実体経済へは大きく負の影響を齎したと理解できます、カナダ経済がディスインフレから景気回復となるのかデフレへと進むのかはまだ分からない。
過去何度かUPしている、ミシガン大学消費者信頼感指数の急落はアメリカ経済が減速する印です(炭鉱のカナリア)
注意が必要だろう。