GDP速報値は、辛うじて前回改定値が0.0%へと修正されて三期連続マイナスを免れた為にリセッションとは認定されない。
確報値待ちとなったが、日本はこれからインフレの影響が色濃くでるはずだ。
資源輸入国は「コスト・プッシュ」インフレは為替の影響は受けやすい「円」の強弱は自国では解決不能なんだから。
日銀が利上げを連続して行えば別ではあるが、不可能だろう。
また、日本のGDPの半分を占める個人消費は前期比マイナス0.7%となり4四半期連続のマイナスだった。
企業の設備投資もマイナス0.8%と半年ぶりのマイナスに沈んでいる。
日本の基幹産業である自動車の認証不正が寄与しているのだろう。
民間住宅はマイナス2.5%で3四半期連続マイナスとなった、金利の先行き不透明感が大きく作用している。
******幾度となくUPしているインフレと物価の関係は
インフレが鎮静化しても、物価は上昇したままなのだ。
上昇した物価に対応するには「給与が上がる」か「デフレ」になるかの何方かの力が作用する必要がある。
アメリカで言えば「時間給与の上昇」であるが、日本では国民のほとんどが春闘には関係が無い、政府は国民の10%にも満たない大企業の春闘での増額を比較にしているが「大嘘」なのは誰でも理解しているところだが、騒いでも自分の給与には影響が無いので諦めているということだろう。
それが、GDPに表れている「個人消費は前期比マイナス0.7%となり4四半期連続のマイナス」という部分です。
株式市場「特に東証プライム」の40000円に到達というニュースも「参加者の70%」以上が外国人であるからして、日本国民には影響はありません。
影響があるとしたら「安く買える株」の東証グロースETFだろう、株価チャートは
見事な低位這いつくばりの姿となっている。
これが日本企業のほとんどを表す株価だということは、株式市場参加者は知っている事実です。
発表されたGDP速報値を受けて前日比マイナスとなっているのは、当たり前のことだろう。