サプライチェーンの寸断

極東の小国に住んでいると「世界貿易」など理解不能です、横地図を見てみると

日本は小さいねぇ。

地球儀

 

スエズ運河パナマ運河サプライチェーンの要なのは一目でわかります。

スエズ運河が通航不可能だと船舶は「アフリカ回り」と報道にはありますが、燃料が足りるかまでは記載してありません。

ほぼ全ての船舶が燃料不足となります、特に最新のLNGアンモニアを燃料とした船舶は補給基地がアフリカには無いため遠回りの航行には向いてません、早急に対策が必要です。


そして、数少ない補給基地では数日の補給待ちとなり更に燃料価格も数倍となってます。

 

まだ喜望峰周りは南緯が低いのですが、アルゼンチン周りだと南極近くを航行する為に

迂回方法として喜望峰から大西洋横断航路を選択するほうが安全でしょう。

 

報道ではドイツの自動車工場が数日生産停止とか「当たり障りのない」報道でお茶に濁してますが、現実は「対策不能」です。

コロナシヨックによるサプライチェーン寸断より時間経過とともに影響は拡大していくでしょう。

 

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ありとあらゆる品が届くようになった「現代文明」は転換期を迎えたのだろうか、世界的に構築されたサプライチェーンを再構築する方法は見つからない。

東南アジアに作った経済回廊は良い例ではあるが、世界的に拡大するには問題がある。

東南アジアで胎動する「経済回廊」 米中摩擦が追い風に:日経ビジネス電子版

 

今の船舶は「自動航行」となり巨大船でも数人いれば運航可能です、GPS気象衛星で航行管理されてます。

ここまで進化した巨大船舶の代替方法はあるわけない、「補給基地・港湾設備・付随する陸上輸送」と人類が築き上げてきた近代設備が「陳腐化」する危険まではイスラエルのネタニアフは考えてもいないだろう。

 

******世界がグローバル経済に酔いしれていた時に

問題点を指摘したエマニエル・トッド氏は

diamond.jp

氏は移民政策にも言及しています。

https://www.asahi.com/eco/awf/2016/program/day02_03.html

この中で

メディアはトランプ氏を「ウソつきだ」とこきおろす。だが社会学的に見れば、クリントン氏こそウソつきだ。彼女は、候補者指名受諾の際、「世界が米国を必要としている」と演説した。だがそんな現実はない。むしろトランプ氏の「米国は世界に尊敬されていない、米国は苦しんでいる」という言葉の方が真実だ、とあります名言でしょう。

 

青い地球はその表面の29.1%,が陸上部分で、海は70.9%を占めます。

この真実を無視はできません、遠い未来に瞬間移動が開発されるかは分かりませんが

現代では海を渡るしか方法は無いのです。