日経新聞では
「洋上風力、欧米襲う逆風」
米欧で洋上風力計画の見直しが相次いでいる。インフレや金利上昇で事業費が膨らみ、世界最大手のオーステッド(デンマーク)は事業環境が特に厳しい米国からの撤退を検討している。発電量の大きい洋上風力は再生可能エネルギーの本命だが、計画の見直しが広がれば、脱炭素の機運に水を差しかねない。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO75359200X11C23A0EA1000/
世界最大洋上風力発電事業者「オーステッド」は二つの事業中止を発表した。
同時にこの事業の減損も発表している。
「オーステッド」はデンマーク・フレゼリシアに本拠を置く電力会社で風力発電を中心に世界10カ国以上で事業を展開している。
ナスダック・コペンハーゲン上場企業です。
DOAMOND onlin(ダイヤモンド・オンライン)ではスクープ記事として三井物産の秋田県沖洋上風力発電事業の撤退を記事にしている。
https://diamond.jp/articles/-/324758
ブルームバーグでは
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-10-03/S1Y0F9T0AFB401
******これらの事業計画は
一つの事業計画ごとに「収支計画」を建て、起案から事業計画・工事計画・環境負荷・借入金・収入と一つの企業として採算計画を立てるのです。
それ故に、金利上昇が採算悪化につながります。
金利の無い時代は「既に終わり」ました、これから電気代が更に上昇すれば再び洋上風力発電が見直される可能性はありますが、とりあえずは終了のようだ。
陸上風力は立地する場所は「全て押さえられている」状態です。
******英国の再生可能エネルギーで
残されたのは洋上風力だけだとUPしてあります、ポンド高を維持するために金利高誘導してますので、英国のエネルギー政策は失敗となったようだ。
この状態でEV車に偏り、ロンドンではガソリン車に課金する政策を推し進めるとなると
英国の衰退は進むだろう。
ある日、突然に始まった欧州のグリーンエネルギー政策とEV車優遇政策は「突然の終わり」を見たのかもしれない。