イギリス国家統計局(ONS)は、国連の専門機関であるILO(国際労働機関)の基準による失業率とONS基準による失業率や失業保険申請件数を同時に発表している。
日本をはじめ主要各国の失業率はILO基準に準拠している。
英国の労働者の内訳はブレクジット前後で大きく様変わりしている。
英国は格差社会で実際には身分制度が存在している、そもそも話し言葉に差があるのだ
移民がほぼ居なくなったために中産階級の英国人の一部が移民がしていた仕事を受け継ぐことになり、労働条件は格上げされたが定着しない。
それ故に企業の一部では採算悪化となりインフレが加わり一部の企業では閉鎖・閉店となっている。
とりわけ、飲食業は酷い状態だ。
ロンドンでは伝統的パブの半分は閉店しているようだ(労働者の確保・給与・インフレ)
ですね。
欧州は製造業・非製造業ともにPMIは閾値の50を下回った、夏のバカンスも盛況ではなかったようだし、これから寒くなりエネルギー価格の動向では更に悪化もありそうだ
長期データでは
1%以下の政策金利が異常値だった。
閾値50に近いPMIの値をどう見るかは難しい所だろう、景気悪化を見るもう一つの指標がWTI原油価格です。
不景気では「物流が減少する」、経済活動の多くが衰退するのだから原油需要は減る➡価格は下落。
という流れが経済活動全般で見られることになる。
原油価格のチャートです。
サウジの減産にもかかわらず、大方の予想の100ドルには届かなかった、暖房油の非需要期でもあり今年の冬の動向が決定打となるだろう。
刈り込み平均値(trimmed mean)とは、標本空間の標本点を値の小さな順に並べ 替え(順序統計量という概念)、値の大きな標本点と小さな標本点の一定割合を無 視して、残った標本点の値で平均値を作成する、分布の中心尺度のひとつである
経済指標では「刈り込み平均」「加重平均」など算出しますが、人々の生活的には価格が大きく上昇したものが目に留まります(それが普通です)
そして、人々はそれらに釣られるのです。
報道もこれらの心理を利用して報道する、少しでも指標が改善するや鬼の首でも取ったかのように政府の肩を持つ。
それは、CMを打っていただけるからなんだが視聴者の信頼は得られない。