******米雇用統計を前回から引き続きで見ると。
前回のUPは
U-1を見ると分かるように、12月は低く出る特徴がある。
感謝祭からの小売売上が年間での半分から7割も有るのだから臨時でも雇用増加のデータとなるのが特徴です。
これが基本となってUー3の失業率となって返ってきている。
今回の見立ては、失業者の再雇用期間が短いままとなっているという事だね。
テクノロジー企業で最後に働いていて、前職から解雇されてから現在の仕事に就くまでの期間は
離職してから三か月の間に雇用れさた人は79%に達しています、この指標には前職との関係が無いのでどの様な職種についたのか分からないのが欠点だね。
という事でU1の15週間以上失業している人の割合は低いままです。
U3の標準失業率も増加しているが、前回が低すぎて今回の3.6%が高く見えてしまう
労働参加率も変化ない
U6の変化は顕著ではない、
U-6=U-3+職探しを諦めた人の割合+働けないが意欲はある人の割合+フルタイムの希望だがパートタイムを余儀なくされている人の割合。
アメリカの非製造業は活況です、
非農業部門のレイオフと解雇の合計
コロナショック以前と比べて、一段と低い値を示しています。
ハイテクに代表される企業群が如何に「金利高」に脆弱かを示しているようなチャートです。
さて、これらの結果でFRBの次の利上げ幅を0.5%とする方向が強くなりました。
雇用統計は景気遅効指数です、アメリカ景気を推し量るに先行指数・一致指数・遅行指数とあり、先行指数以外は未だ上昇中です。
14日はCPI
15日は売上高、PPI
17日は景気先行指数と続きます。
波乱があって普通だろう。
雇用統計の中身はライブにおまかせ