雇用統計発表から

様々な市場の反応が生まれています、「ここが買い場だ」とか「アメリカ経済はボロホロ」だとかね。

欲深き投資家は「血走り眼」で市場を見ていますね、多分40年間の金融緩和がこれからも続くという事を信じているのでしょう。

相場をどう読むかは自由ですしね、言える事はFRBも「アメリカ経済の先行きは見えていない」という事がヨクヨク分かって来たという事です。

 

******雇用統計の分析は

一本リーマン氏が管理人はよいと思います。

https://youtu.be/w6eRuEoTCug

https://youtu.be/fy1jLYS9B8s

https://youtu.be/fy1jLYS9B8s

雇用統計の後に出たISM非製造業景気指数が急減速しています、これを見るまではアメリカ経済は強いと思っていました。

チャートです

急減速がみにくいのでチャートを5年にすると

この経済指標は米国の「非製造業」の景気転換の先行指標、つまり先行指数です。

 

米供給管理協会が、非製造業約370社の購買担当役員にアンケート調査を実施して作成。 ・生産、新規受注、在庫、雇用などを1ヶ月前と比較して、「良い(Better)」「同じ(Same)」「悪い(Worse)」の三者択一の回答を元に、季節調整を加えた景気動向指数を作成。

1ヶ月前と比較という所がこの経済指標のミソでして、発表前の11月の調査(聞き取りですからソフト指数です)

それまでのアメリカ経済は人々はコロナから解放されて季節も良く「旅行・外出」とお金を使いまくっていたのです。

当然のこの指数は良い値を示していました時系列のデータは

閾値が50ですので、非製造業は景気拡大していたのです。

空港は人手不足でしたし、航空産業も値上げも関係ないほどの活況状態でした。

数年の間両親と逢ってないなどで、全米の旅客業はウハウハという所だったが急転直下指数は50を割り込んだ。

この状態をなんと見る! 先行指数でもありソフト指数というがアメリカのソフト指数の中で正解率の高いソフト指数なんだ、普通にニュースを見ているだけで理解出来る。

 

一方、少し前に発表された雇用統計は遅行指数です(えっウソ)と思われるがデータ的には10月のデータという事なんだ。

 

雇用統計より集計が早く・楽なデータのJOLT(求人労働移動調査)のデータは

確実にピークを過ぎている。

これらを勘案すると「ここが買い場」だとは思えないが、株式市場は経済を反映しているとは言えず、相場なんです。

力のある(資金量)投資家が力で押し切れば相場は上昇する、過去には経済を無視して大相場を作り売り抜けしたことは沢山有る。

 

世界を見渡すと、戦争・エネ危機・食料危機・コロナ継続・天候不順・天災(噴火)など難題山盛りなんだ。

これでも買う! という投資家は何時もいるそれでこそ相場なんだ。

 

ということで雇用統計ではない指標に目が向いていた管理人でした。