説明
米シカゴ連銀景気指数は、85種類の月次指標の加重平均の指数で、全米活動指数(CFNAI)ともいわれる。 経済活動全体と相関するインフレ圧力を測定するための月間指標であり、平均値が0、標準偏差が1になるように作成されている。
もう少し分かり易い説明は
アメリカの個人消費・雇用・製造業の生産活動などのアメリカ経済全体の活動動向を示す経済指標です。
https://fred.stlouisfed.org/series/NFCI
この指数の見方は
過去の平均を0(ゼロ)としている指数で、指数値が0を下回ると経済成長が過去の平均値を下回っている事を示している。
当然、0を上回れば経済成長が過去の平均を上回る事となる。
更に、3ケ月移動平均値がマイナス0.7を下回るとリセッション入りの可能性を示唆し、景気後退後にプラス0.2以上となれば景気後退終了の可能性が高いと示唆されてます。
という事で、11月04日の値は0.11073
チャートの直近を拡大すると
コロナショックからの立ち上がり(大規模金融緩和)が見えるが緩和の程度から見て経済活動の割合が供給した資金ほどではないのが分かる。
予想でしかないが、コロナ緊急融資や大規模緩和の資金は経済活動に使われたというより、資産価値の上昇の為の投機資金として使われたと考えられる。
溶けて無くなるには余りに大量の資金で、時間はかかるだろうが、何れこの指数が大きく下落すると予想している。