全米の地区連銀ではいろいろな指数を算出しています。
シカゴ連銀で有名なのが「全米活動指数」CFNAIです、
説明
経済活動全体と相関するインフレ圧力を測定するための月間指標であり、平均値が0、標準偏差が1になるように作成されている。
標準偏差の説明は
此処から逸脱したデータは「珍しいデータ」もしくは普通なら発生しないデータという所を探す為の標準偏差です。
例えば、天才を表す知能指数が有りますが、人口の2%が天才と言われてます。
その2%と言う偏差は「クラス50人」の学級なら1人は居るという事に成ります。
天才は結構な数、存在しているのです。
******脱線しました
シカゴ連銀が発表している全米活動指数です。
ゼロ以下に沈みましたが、まだ標準偏差(±1)の中に居ます、珍しいデータでは無い
https://www.mql5.com/ja/economic-calendar/united-states/chicago-fed-national-activity-index
見やすいチャートは
米国 - シカゴ連銀全米活動指数 | 1967-2022 データ | 2023-2024 予測
似たような指数でテキサス州の製造業の景気見通しを表してます
******本題は
シカゴ連銀が発表している「全米金融緩和指数」NFCIです、
https://www.chicagofed.org/publications/nfci/index
右端が見えにくいので、拡大すると
最終データは8月12日の値です、より緩和的へと変化しています。
株式投資家はこの変化を見て、「利上げは終わる」インフレのピークは過ぎたと捉えたかもしれません。
勝手解釈という奴です、希望的観測とも言います、それとも一時的上昇へ誘導したのかもしれません。
貧民投資家はこれらのデータを見て、どの様な戦略を建てるのか。
******管理人はこのデータで不都合はないのですが
シカゴ連銀はこれをアップデートしたANCI(NFCIをアジャストした)を出しています。
現在は両方のデータを公表していますが、多分ANFCIへと移行するでしょう。
何方が正確かは判定できるスキルが管理人には有りませんので、しばらく両方を見る様にしています。
ANFCIはFRBの利上げをより含んだチャートとなっていますが、インフレ率から見て引き締め的な利上げまではまだ先の様な金利です、ANFCIは利上げを織り込みしすぎていると思うのですが。。。。。。
此処から先のCPIのデータが必要です、CPIが減速してくればANFCIの勝ちで
CPIが高止まりならNFCIのデータの正確さが現われているという事でしょう。
それにより、先々のチャートが織り込むデータが判定されるという事です。