少しお勉強を
食料生産に必要な肥料の話から
土壌から栄養を吸って生育した野菜の生産を農業という、野菜の生育に伴い土壌から減少する窒素・リン・カリウムなどを補てんしなければ農業生産は持続出来ない。
減少分を土壌に補給するのが肥料なんです。
少し前の動画ですが、ハーバー・ボッシュ法で窒素を供給する化学肥料の大量生産を可能とし、結果として農作物の収穫量は飛躍的に増加したのを説明してます
このハーバー・ボッシュ法で世界の飢餓の克服が見えて来たところですし、先進国が飢餓と決別できた理由です。
現在は天然ガスが原材料となっている肥料生産です、価格高騰と供給停止がどれほど肥料生産へ悪影響を与えているかが理解出来ます。
欧州で窒素肥料の生産が3割まで減少している。
欧州エネルギー暴騰で肥料工場の生産が7割も激減 | キヤノングローバル戦略研究所
ロ・ウ戦争初期から肥料をUPしているが、実際の減少と合わせてどの様な状態かを逐一探しているが、かなり危険な所まできたようだ。
日本の状況が一番確実なんだ、実際に肥料生産国でもあり輸入国でもある、さらに日本の商社は農業に深くかかわっていて正確な情報が日本国内でも得られる。
全農が発表している「令和4年6~10月の肥料価格」は
令和4肥料年度秋肥(6~10月)の肥料価格について | JA全農
少し抜粋すると、よく使われている尿素は
輸入品の為替計算が123円~131円という事なので、輸入品価格は更に上昇しているだろう。
肥料は農閑期に必要なのだ、北半球では今必要となるがロ・ウ戦争は当初見立て通り終わらない。
今現在、必要量を使ってとしまうと来春の追肥の分は十分には確保できない地域が出るのは間違いないが、今使わなければ春に間に合わない。
肥料には使う時期があり、タイミングを変える事難しい。
先進国が札束で買い占めると、新興国は食糧危機となるのは見えている。
大紀元エポックメディアの動画です
食料生産は危機となるまでは報道に乗りにくい、東北大地震の時も津波を見に行って避難が間に合わない事態を思いだしてほしい。
人間は危険を直接に見なければ次の動作に映らない人がかなりの数存在している。
******先進国は
市場経済に翻弄されています、超のつくお金持ちは資金を増やそうと努力し金融工学をあみ出しました。
それらの資金は囲い込まれて優雅な暮らしに使われます「ビニールのハンドバック」が新興国の民の生涯収入より高いなど、有りえない状態を気にも留めないでしょう。
彼らにとっては些細な事と片づけられますが、大きなウネリとなる時期は歴史には記録されてます。
そのタイミングが始まっているとしたら、危機のピークにどれほど人類にとって危険なのでしょうか。
空想の終末論ではありません、すぐ其処にある危機なんです。