水不足+運河の推移低下で大型パージは運航不可、
英国では連日の30℃、この時期英国の普通は最高気温18℃ほどです。
来週の天気予報では15日から連日の雨予報。
日本の気象庁発表では欧州東部~西部にかけて異常少雨という、ドイツのヘルリンでは
8/9までの30日間降水量10mmであった(この期間の平均降雨量は83mm)
オーストラリアは多雨、メキシコは異常少雨、カナダは多雨、インド異常多雨で洪水、中国は異常高温。
この異常気象は世界の穀物ベルトに被害を与えるだろう、2022年末までに食料不足が襲って来る。
2021年度までの世界の穀物需給は
世界の穀物生産量 消費量を下回る見込み-米農務省予測|ニュース|農政|JAcom 農業協同組合新聞
このチャートで食料生産が減少しているタイミングは「干ばつ」と「高温乾燥」です
ロ・ウ戦闘状態が続いていて、ロ・ウ穀物ベルトの生産状況が分からないので確実な所は推察するしかないが、2022年の異常気象により2023年は確実に食糧危機となるだろう
何度もUPするが、肥料生産についての情報が少ない
2022/4農林水産省が「肥料をめぐる情勢」をまとめている。
https://www.maff.go.jp/j/seisan/sien/sizai/s_hiryo/attach/pdf/index-7.pdf
この中で、国内肥料の価格チャートがある(輸入価格・小売り価格)
ある程度の統制が効いているようだ、日本的価格体系というところだろう。
国内の食料・肥料の需給の逼迫は無いだろう。
世界の肥料価格は「英国調査会社CRU」
https://www-crugroup-com.translate.goog/?_x_tr_sl=en&_x_tr_tl=ja&_x_tr_hl=ja&_x_tr_pto=wapp
↑はCRUホームページのグーグル翻訳版です。
肥料価格推移のチャートは
2008/8年の最高値を更新している、「アラブの春」の2011年は確実に上回っている。
CRUの肥料部門クリス氏のコメントはロ・ウ情勢の長期化で肥料価格の上昇は続くだろう、としている。
世界の報道は化石燃料に対しては数多くあるのだが、食料問題の根幹である肥料はほとんどない。
ロシアからは化学肥料の出荷がほとんど止まっている、理由は何処を探しても無い。
ロ・ウ戦争で人出が無く生産出来ないのか、戦略的に肥料の出荷を止めているのか不明なのだ。
アメリカ農務省が3月末に発表する農家の「作付意向調査」
から農林水産省が取りまとめた調査結果は
https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/jki/j_rep/monthly/attach/pdf/r3index-10.pdf
最上段の資料と同じである、世界ではアメリカの穀物メジャーが穀物の国際的流通に大きな影響を持っている。
そして、シカゴ商品取引所にて、先物として多くの作物を上場しているのだ。
******世界の年平均気温は
大きくは変わらない、夏が暑ければ冬は寒い、と言うのが普通のことです。
欧州の2022年冬が厳寒という予測は、当たるのかこれから長期予報が出るタイミングとなる。
ドイツは最終的に原発の停止予定を撤回した、石炭火力発電所の再稼働も決定した。
これだけでは、電力を賄うには程遠いのでベルギーからの緊急送電を交渉中という報道がある。
ベルギーとしても高く買っていただけるなら、よろこんで供給するだろうが、ドイツ国内での電気代高騰は止められない。
欧州のインフレ鎮静化は遠い現実となったようだ。