何時まで待ってても始まらないね、過去のFRBの歴史の中でQTは少しだけやっただけだしね(イエレン議長が数ケ月)
中央銀行は金融緩和をする所と解釈している、経済が拡大を続けるには市場全体に供給されるお金の量を拡大し続ける必要が有るのです。
多少、多すぎても問題は有りません。
市場が持っている余白分(margin)がかなりあるのです、しかし余白分の正確な量を計る方法は有りません。
という事で、余った分が日本でなら「ブタ積」であり、FRBではリーマン氏が説明している「リバース・レポ」に溜まるのです。
最低限、これらを吸い上げる必要はあるはずです。
全て吸い上げても問題ありません、市場には短期債券などが溢れているからなのです。
今日、明日の資金繰りはオーバーナイトの資金供給の制度が有ります日本なら「無担保コールレート」が有ります、日銀の広報に説明が載ってます
無担保コールレート(オーバーナイト物)とは何ですか? 資金過不足とは何ですか? : 日本銀行 Bank of Japan
******今回のインフレは
日米の中央銀行が「ムチャクチャな資金管理で起こった事」なんです。
日本は未だデフレだ! 日本にそのお金が無いので当たり前です。
日銀のやっている金融緩和は「日本円」を薄める事が目的なのですから「円安」となるはずです。
まさか、アメリカが強いインフレとなり金利を上げ続ける事になるなどとは考えてもいなかったのです。
当たり前に酷い円安となったのですから、日銀としては、焦っていると思います。
10年もの間、非伝統的金融緩和として超法規的金融緩和を続けるのはあまりにも無茶でした(日銀の使命を忘れた、金融緩和です)
******管理人の結論は簡単です
QTをせずに、インフレを抑えるには(確実にね)利上げをFRBが考えている中立金利より最低0.25%上まで誘導していく必要が有ります。
そして、辛抱強く「引き締め的金利」を維持する事でしょう。
その誘導する金利目標が「3.25から4.25%」当たりだと市場は読んでいます。
凡そでいいなら、アメリカ10年物国債の誘導目標が「3.25から4.25%」です。
この「3.25から4.25%」当たりで米10年債の利回りがウロウロして、株式市場が上下しているのを確認し、市場に「引き締め的金利水準」を探しているのです。
中立金利の理論値は有りますが、絶対的に正しいかは疑問です。
FRBが言っていた、アメリカ経済が多少痛んでもインフレ鎮静化が必要だという所の金利水準を探している、、、、という事です。
水物の経済ですからも絶対水準など有るはずも無く、今日はこれだが・明日はどれだ!
そして、毎月発表されるCPI・PPI・PCE・失業率などを勘案しながら金融政策を実施するのです。
簡単で早く効果を求めるにはQTでしょうねぇ、資金を絞るだけの事ですから。
多分、アメリカ経済は氷河期も有りうることになる。
パウエル議長もQTには自信が無いのでしょう、それ故「出る出るお化け」のような有りもしない事を言っただけです。
******管理人の待つ「敵失」の可能性がここらに有ります
2021年年頭からミスジャジを繰り返したFRBです、コイントスの話をUPしてありますが、一度のミスではない続いているミスなんだ、これからもFRBはミスを繰り返す可能性は大きいとね。
アメリカのインフレは終息せずにドル高は続き世界の新興国は経済危機となる可能性も、欧州も経済危機とユーロ安、中国経済も既に崩壊の危機を迎えつつあるのです。
その中で、FRBが思い切った行動をとれずにグズグズしていると世界経済は長い没落へと落ち込む事になるのです。
歴史的に拡大した貧富の差を縮めるには、FRBのミズジャジは必要な事かもしれませんがね。