経済指標

CPIの報道は幾つかあったが、サマーズ元財務長官のコメントが正しいように見える

www.bloomberg.co.jp

FRBはミスに次ぐミスを重ねている、彼らの持っていたツールがコロナショックで指数的に不連続になった為だろうと予測している(コロナが経済的に与えた負の遺産が過去からのデータと整合性が取れ無くなったのだ)

データの整合性を取る為に作業するのだが、その時点では正しく見えるが時間経過と共に不整合となるのは当たり前の事なんだ。

FRBは2022年末にはインフレ率は2%当たりまで低下するとしているが、これまでのミスジャッジのように当たらないはずだ。

 

貧民投資家の取る道は先々のシナリオを大きく変えるか、シナリオを複数用意して対応するしか方法は無い。

ポジションを傾けるほどの確実なシナリオは無いのだから、さらに東証が市場の再編をした為に日経225のEPSが不連続となってしまった。

二つのEPSをUPします、再編前のEPSは(アセツトアライブ)

再編後のEPSは

EPS(1株当たりの純利益)がこれほどに変わってしまうと、日経平均のPER(何処まで買われてるか)は不連続となります。

 

再編後の6月10日のPERは17.19倍(東証発表)となり、日経平均は買われ過ぎ

再編前からの算出値のPERは13.35倍(アセットアライブ)とでは別物です

東証の数値からすれば、PER=17.19倍は株価はピーク状態と判断します。

日経平均PERチャートは

市場に二つのPERが有るということで、悩みの種となってます。

13.35倍を元にすれば、日経平均の過去からの平均PERより低いのですから何れ日経平均は回復するということですし、17.19倍から見れば買われ過ぎた日経平均ですので何れ下落します。

 

アセットアライブ株式情報様では、引き続き前からの算出値をUPして下さってます

225PER・NT倍率 | アセットアライブ株式情報-株式ニュースや投資情報の総合サイト!

 

 

米6月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値は50.2と、5月58.4から大幅低下し、過去最低となりました。
見た事の無い数値です、消費者(一般層の)マインドの低下は個人消費減へと繋がります。

アメリカはスタグフレーションが見えて来たのは間違いないようだ。

少し前にUPした、ミシガン大学消費者信頼感指数速報値の急低下は炭鉱のカナリアです。

全米で発表されている各指数(ハード、ソフトと合わせて)で最速で経済減速を表していたのは過去からの歴史で示されています。

 

表示幅をMAXに取ると

1980年代まで遡る事となる、チャートの癖を読み取ると期待インフレ率は更に上昇して行くように見えるのは管理人だけではないだろう。

 

善意に解釈すると経済指標のチャートは左右対称と成り易い、2022年をピークとしても

後1年は期待インフレ率が高止まりするとチャートは示している、さてピークを何処で迎えるか神のみぞ知るということだろうが、FRBは自身を神のような存在だと市場に示し続けてきた、しかしながら市場の神の怒りに触れたのではないか?