これらについては何度もUPしているので、シナリオは省いて何処当たりを直撃するかを探ってみました。
ズバリ「インド」でしょう、インドネシア・タイ当たりだね。
3ケ国ともに財政収支は赤字です、コロナで自国経済が疲弊した分経済対策を打った分だけドル建て資金調達をしていた。
そのドルで買い物をしていたのではなく、自国通貨発行増の信用分という事でもある。
資料は少し古いが
これらの経済対策を打った後、政府債務残高のGDP比の増加をチャートから見ると
インドの増加が大きい、日本と比べたら大したことでは無いが。
リーマンショック後と同じ位債務残高が増加しているのだ、それだけ経済が急減して対策を打ったということだろう。
ドル建て債務は借り換えして行くのが普通なんだ、金利だけ支払って元本返済はゆっくりとだね。
という事はアメリカで金利上昇していくと、金利返済が苦しくなる。
しかし、国家財政だから急速に経済悪化となるわけでは無い。
しかし、中国企業も同様に金利支払いはそもそもが不可能なほどに高かったのでドル建て社債はデフォルトして行くことになろう。
つまり、中国企業のドル建て社債の金利は「借り換え分金利+アメリカ利上げ分+プレミアム」という条件を突き付けられる。
ほぼデフォルトしてまっせ!
中国企業への貸し手のアメリカ投資会社(ブラックロック当たりだね)は、回収不能となっている中国企業社債を発表していない。
情報をロックし続けている、3月も終わる今月分に対して4月上旬には四半期決算を出さないわけにはいかない。
さて、どうするのか。
******FRBは0.25%上げただけである
パウエルFRB議長は記者会見でかなり辛辣な表現で上げ足をとられたようだ。
5月には0.5%の利上げの用意もある、、、と漏らしてしまっている。
発言の言質を取られているわけなんだ、4月の雇用統計+CPIは利上げ後押しの結果となろう。
となると、新興国+中国企業の支払いはより厳しいものとなろう。
呑気に株を買っている時期では無いと考えているのだが。
******投資家のカールアイカーン氏は
ロングポジションに対して強くヘッジしていてるとコメントしている。
【短信】ロングを強くヘッジしている:カール・アイカーン – The Financial Pointer