ユーロが誕生したときに

次の基軸通貨は「ユーロ」だとか、中国経済が発展したときには「人民元」が基軸通貨へと変わるだとか。

節操の無い記事が報道を埋め尽くしたのを覚えている方はおられるでしょうか、それら全てがプロパガンタであり、ポジショントークだったのです。

 

ある程度経済が分かれば、何をか言わんやですが人間も刷り込み現象が付いて回る。

始めて見聞きした報道は抵抗が無い分「そのまま受け入れてしまう」

 

直近は「暗号通貨」でしょう、言い訳が凄かった。

中央銀行が介在してない通貨は政治的圧力も経済的不理益も受けない独立した新しい技術による通貨!

 

金余りを吸収する為に考え出されて、資産の後ろ盾も無い(価値の保証されない)偽装通貨だったのだけれど。

いつの間にか、認知されている。

 

何という事だろうか、このような物がまことしやかに世界で認知される背景は各国中央銀行が節操の無い経済政策を取ったことに由来している。

 

筆頭は日銀だろう「国内に資金需要が無いのに」大規模金融緩和を続けている。

それらの資金が日本経済に役立っていたなら日本のGDPは大きくなっているはずなんだ、黒田総裁は「円安は日本経済に役立つ」とかコメントしているのだが。

 

金融緩和は未来永劫続けていけるものでは無い、円高にふれたなら日本企業は苦しむことになる。

ぬるま湯に付けていたのでは企業努力も無い、ゾンビ企業が生き残るだけであろう。

企業は切磋琢磨して強くなるのであって日銀の使命ではないんだ。

勘違いしている日銀は来年3月までの運命である、外資は警戒しているのは間違いない。

 

******次の総裁は

黒田総裁とは異なるはずだ、報道にもあるように岸田総理は「脱アベノミクス」という姿勢であろう。

大規模金融緩和が終了する、外資が売り抜けようとするのは当然のことであろう。

 

日本株に後ろ盾が無くなる、残すところ12ケ月なんだ。