シラーPERが更新されました
バフェット指数 日本
バフェット指数 アメリカ(表示期間は5年にしてあります、長期だと頭が消えてしまう為)
******ローレンスサマーズ元財務長官
この中にあるブレークイーブンインフレ率と10年物物価連動債の利回りのチャートです
青線=期待インフレ率の実測値として用いられるブレークイーブンインフレ率
赤線=実質金利の実測値として用いられる物価連動債利回り
赤線チャートの実質金利はコロナジョック当たりからマイナスになってます、FRBが景気刺激策の為にマイナスへ誘導したからです(リスク資産は大幅高になりました)
実質金利がマイナスということは、投資目的で借金(担保は必要)して例えば株を買ったとすると。
借りたお金は年間(5年で借りると-1.86%)(10年で借りると-1.14%)減っていく事になり、株は金利低下で上昇する。
FRBは資金は無制限に供給すると言っている、アメリカ市場の暴騰はこれが原因なのです、だからと言ってよい事ばかりではありません。
ローレンスサマーズ氏が述べているのは
株などの資産が買われる資産インフレが進行し、借金が年々自然と減っていくマイナスの実質金利は借金してでも物を買うのが利益に繋がると述べているのだ。
需給(需要と供給に差がでる)ギャップが広がり、物価や資産価値が押し上げられる
資産インフレと物価上昇のインフレが同時進行すると述べている。
******FRBは市場への資金供給を絞る
テーパリングに舵を切ったが、市場の熱狂はまだまだ続いているのだ、
「まだ半年は資金供給はゼロにはならない」
「インフレは止まらない、早く買い物をしなくては」
「サプライチェーンの回復はまだ先だから備蓄しなくては」
庶民はスーパーの棚から商品が少なくなると、更に買うのです。
******FRBの予想通りに
人々の買いの衝動(人間の決断の最後は衝動に作用される)が決まるのか、少しだけ外れるのか、大きく外れるのか。
結論は2022年の1~2月あたりではないでしょうか、インフレ進行がドルや株、債券にどう影響するのか、残念ながらまだ見えません。
今月中くらい時間が必要だと感じています。
最悪はドルの崩壊(ハイパーインフレ)ですが、ほぼゼロでしょう。