サマーズ元財務長官

www.bloomberg.co.jp

 

******これまで予想を当てて来たサマーズ氏の言う

中立金利を上回る利上げが必要になる、と言っている。

中立金利は期待インフレ率とイーブンを指しているので、4月29日の期待インフレ率は

10-Year Breakeven Inflation Rate (T10YIE) | FRED | St. Louis Fed

期待インフレ率が2.88%を指示しているので、政策金利はこれより1%ほど高い必要が有の増すから3.88%が必要という事なんだ(現在では)

何回かのFOMCを繰り返して3.88%まで持って行くのだが、その間にもインフレは進行するだろうから最終着地点は現在では分からないということだ。

インフレを予想するのに期待インフレ率・雇用統計・労働コスト・CPI・PPIなどを注視するのだが、FRBはインフレはピークを過ぎたとコメントしたがどれを如何見てインフレがピークを過ぎたと判断したのかは示してない。

何時ものブラフだろう。

 

直近の経済指標によりアメリカのインフレはピークはまだ到来しておらず(FRBミスジャッジ)期待インフレ率はさらに伸びるだろうと予測され始めた。

 

FRBとしては、口先が乾かない内にピークは誤認であるなどと言えないので神頼みの真っ最中であろう。

FRBとしては次回のFOMCから誘導されたインフレを見るまでは、前言撤回は無い。

という事で、6月15日(日本時間16日午前3時)の発表とともに議長会見もあるので

其の辺がコメントのニュアンスを変えて来るタイミングでは無いだろうか。

 

サマーズ氏は先行きを見通して政策金利を4.5~5.0%の範囲とする必要が有ると述べている。

インフレはまだ1%ほど進行すると見ているのであろう。

管理人はサマーズ氏に1票を投じたい。