アメリカ株のやり過ぎを書き続けているが、なかなか平常値に戻らない。
このままの現状が平常値となってしまうのではないか(下落しない)と恐怖が一瞬脳裏を横切るのだ。。。
レパレッジの現状は
総額の値が上図です
下図は%表示で、ピンクは経済が減速している時期です(2000年、2008年当時)
マージンデッドは、借金して投資しているということです、その借金の状態を表している図です。
******金利が安いから借金も可能
それ故にレパレッジを掛けられるし、金利が安いから企業は自社株買いも出来て株価も上昇する、高株価の全ての要因が低金利ということなんだ。
******今までPSRという指標を紹介してなかった
Priceto SalesRateの略で、日本語では株価売上高倍率といい、時価総額(株価×発行枚数で表すマーケットにおいての価値)を年間の売上高で割ったものです。 ... 売り上げの同じ2社を比較したときは、PSRが高いほど株価は割高といえます。
この指標は企業買収の時に参考となります、過去には年間売上高の10年分で買収するなど売上高を参考にしていたのですが、現在はPSRの値を参考にして企業価値を見ます
経済状況を含めて企業状況を把握できますから、この値は1~10が普通と判断してますが、あまりに広いので実際には使いにくい(1.5前後が標準)
金利の影響を受けやすいという結果が幅広い値を出すのです。
S&P500全体を比較したPSRチャートでは
2000年のドットコムバブルを超えている、当時の金利は長期金利チャートから
5%以上もあったのだ、いかに低金利が株価上昇に与える影響が大きいのか如実に分かります。
******株式市場は低金利が続く限り株価レシオは変わらないと
アメリカ株の高値維持を唱えている、一方の日本はというと低金利はアメリカと同様だが人口減+デフレで株価は冴えない。
日本株が上昇するには、人口減+デフレの何方かが変化する必要はある。
2000年のドットコムバブルを振り返ると、FRBの関与は無いにひとしくバブルを押えようとしていた。
コロナバブルはFRBが全てを作り上げているバブルです、それ故にまだ潰したくは無いのでインフレは一過性だとのコメントを変えようとしていない。
アメリカ株の現状は低金利に依存しレパレッジを掛けて無理やり上昇しただけの架空の株価にしか見えないのは管理人だけではないだろう。
チャートの点線のLong-term average(長期間平均)から見てもS&P500の株価が半分になって正常値なのです。
コロナショック前の金利は2~3%当たりでしたから、アメリカの消費者物価指数はそれより高い。
アメリカ株の崩壊のトリガーの一つが金利というのは明白なんだ、しかしアメリカのお金持ちにはFRBが付いている。
過去、全ての株価崩壊時はFRBが救済してくれたのだから今回もFRBが神の手だと信じているのは仕方ない事だろう。
日銀にしろ、アメリカにしろ、EU諸国にしろお金持ちが国家の礎だと勘違いしているのだから。
******この勘違いを正すには
選挙以外にはありません、日本の選挙は世界から注目を浴びている中身は此処にあります。
右派が勝つか、左派が勝つか。
民意はどちらを選択するかでしょうね。
自民が大敗すると日銀は吊し上げられると思うのだが。。。