あちこちで騒いでいるので、特段の説明は必要無いでしょうが要旨は
労働市場は「非常にタイト」で、高インフレへの対応に向け、予想よりも早期の利上げに加え、保有資産全体の縮小が必要になる可能性があるという見解を示していた。
上値を追って来た銘柄群は低金利終焉と共に、調整にはいります。
配当無しで、株高で投資家に恩恵を与える戦略は低金利だけで成り立つ方法ですから
金利上昇と共に株高は無くなるのが正常な動きでしょう。
米30年債利回りチャート
2021年7月からのチャートです、2%当たりが閾値のように見えますもっと長いチャートは
次の節目が2.4%当たりと分かります、ここを突破したら危険でしょう。
******時間を遡って
コロナショックを思い出していただきたい、FRBは何でも買うという姿勢を打ち出しました(債券を)前にUPしてあります。
FRBは株式市場の手綱は投資家に投げたのです、FRBは株式市場に介入しない(日銀は世界でも例が無い介入をしている)のですから、他に方法は無い。
理解していて行ったのかは不明です、債券市場はプロの世界ですが株式市場はアメリカ国民の市場です、その市場が暴落したのですから他に方法が無かったFRBは低金利+資金供給という方法で手綱を市場に放り投げたのです。
FRBの言質を取った株式市場の魑魅魍魎は「FRBの意を得て」猛烈に買い上がった
PER1000倍以上になったテスラのようにです。
これがアメリカという国なのです、パウエル議長は分かり易い言葉で真意を明かします
マエストロと言わしめたグリーンスパン氏の様に難解な表現方法で市場がどのように意を取るのか見ていた議長の方が多かった。
次のバーナンキ議長から市場との対話という方法を取り入れたのだが、度々市場にショックを与えている。
コロナショックの時には株価を上昇させろという逆ショックを市場に流布したのです。
******何事にも終わりは有る
市場に投げた手綱を取り戻さなくてはなりません、それが低金利の終わりと次に来るFRBのバランスシートの縮小です。
何処まで出来るのか、まだ分かりませんテーバリング完了で相場が大きく下落してバランスシート縮小まで無理になるかもしれないのです。
それはインフレ次第、FRBが手綱を投げたことによる予期しなかった経済状況となり
慌てたFRBは手綱を取り戻そうとしている所です。
2021年末の株式市場はFRBのテーパリングは3月以降まで続く、それまでは緩和資金はゼロにはならない、相場は上昇すると読んでいた。
FRBのバランスシートの時系列データは
https://stock-marketdata.com/frb-balancesheet.html#toc7
2022年のご祝儀相場から、FRBの議事録発表で短期シナリオが消し飛んだ。
次はバランスシートの発表と超長期金利の推移で暫くの間相場の疑心暗鬼は続きます。
次のデータはもうじき発表になります。
さて、どうなっているか。。。