恒大産業は

EV子会社の恒大新能源汽車集団(708HK)と不動産管理部門の恒大物業集団を売却して債務整理を実施すると発表した。

 

発表時株価は上昇したが12日には下落し13日も下落し続けている、

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恒大新能源汽車集団は上海自動車ショーに出展した車は「ハリボテ」だとすっぱ抜かれていたのだが、メディアの多くは無視を決め込んでいる。

 

さらに、6月29日には「レベル4の自動運転システム」を発表している、現時点でレベル3以上の自動運転車は発売されてない。

 

決定的なのは現時点まで、恒大新能源汽車集団は一台もEV車を販売していないのだ

 

******これをどう見るのか

中国凄いぞサギの典型的実例だと思っているのだが。

 

******そんな会社を売却するとして

買う奴がいるのか!

なにも裏付けを取らずに報道する日本のメディアのアホさ加減にも驚くのだが。

 

恒大産業の株価は

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地の底を這い続けている、きっとこれからも中国凄いぞサギの発表が相次ぐのであろう

 

******恒大産業の資産売却の発表は

既に社債を買った投資家や短期手形を買った投資家は恒大産業が「箱」(中身が無い企業)になるのを恐れている。

倒産したら、既に何も残ってない状態となるのだから「裁判」という方法で恒大産業の資産売却を止める道を選択し始めているようだ。

 

救済出来ないなら「延命するのか」「解体するのか」誰が決定権(最大の債務者)を持っているのかさえ分かってない状態なのだ。

 

少ない情報から、どう恒大産業の行方を占うのか重大問題が株式市場に降りかかっている。

 

******米ドルの今後を予想するのに過去最大の矛盾がのしかかっている

FRBも米経済の先行きをその日暮らしで占ってるからに他ならないからなのだが

 

ゴールドマン・サックスが面白いコラムを発表した。

www.financialpointer.com

 

GSが発表したかと言って「信用に値するとは限らない」ので十分な考察は必要だし、判断に至る時間的制約が少ない投資家は様子見を決め込むことが最良の判断でしょう。

 

GSはインフレが鎮静化するとしている、FRBの方を持つという事だ。

FRB+GSという最強タッグは市場に与える影響は大きい、といって正しいとは限らない。

最強=正解なら誰も苦しみやしない。