来週の相場を占う意味で

GSとクレディスイス先物手口が気になります、先週金曜日の手口ですから米雇用統計前の取引です。

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雇用統計は予想より若干悪い。

 

******雇用統計の分析の前に

中国恒大集団の米ADR株価が大きく下落してます。

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これは前にUPした中国華融資産管理(バッドバンク)のデフォルトリスクが高まっているからなんだ。

中国華融資産管理の2020年度の業績を報告できずに中国株式市場では取引中止のままになっている。

以前の中国共産党なら間違いなく救済されていただろう会社である、管理人が前から指摘したように中共の財布はカラなんだ、救済など出来ようはずもない。

何故財布にお金が無いのかは「中国共産党の大物が盗んでしまったから」簡単な事だ。

皆がやっているから、俺もやる。ということだ。

かつてのソビエト連邦も同様だった、お金が無くて世界各国への国債の償還が出来ずに、静かに国を閉じて「ソ連からロシアに移行したのだ」

その後の石油の暴騰(中国の発展で猛烈に石油需要が伸びた)で旧ソ連の支払いは完了したのだ。

ソ連のままでは国が存続できなかったというわけです。

 

話がそれてしまった、中国華融資産は会社側の発表では「国有銀行が流動性支援」と言っている、8月までの支払いのメドが付いたと関係者の話ではあるが、裏は取れてない。

中国華融資産が債券市場で調達した資金は4.461兆円ほどと大したことは無い、中国からしたら雀の涙ほどでしかない、それの支払いに苦慮しているんだ。

理由は簡単なことで、中国華融資産が債券市場から直接に資金を得た以外に中国企業の債務保証をしている(バッドバンクなので業務の一環なのだが、それがワイロに結び付くのがまさに中国の腐敗ということです)

債務保証の総額は発表されていないが2019年以前から推測されているのは640兆円以上あるのではないかとの推測です。

日本のGDP以上あるが、裏は取れてません。

中国華融資産の8月までの流動性確保は発行した社債金利分だけという内容のようだ

 

中国華融資産はデフォルトに等しい「640兆円の債務保証」について中共がどのように対策を練ったとしても解決方法など有りようがない。

 

簡単なのは、このままズルズルと2~3年ほっとくのだ対応している監督官庁の担当者も移動させるのがよいだろう責任の所在を分からなくして逃れるのが東洋的対応の一番良い所なのだ。

最後は頭を挿げ替えれば「問題終了」で債務保証は無かったことにすればよい。

 どうせ金などないのだから、まさにソ連崩壊に至った方法なんだ。

 

******中国華融資産のデフォルトや中共のデフォルトなど

歴史の一幕にしか過ぎない、アメリカが狙っているのは「中国のその後」そのものだ!

 

「中国は崩壊する間違いない」歴史の中で共産主義というイデオロギーが続かないと証明されている。

アメリカがどの様な容を模索するのか、まだ芽ぶいただけの話しだ。

 

証拠の一端は中国華融資産のADRは取引中止になっていない

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アメリカではまだ取引されています。

それ以上に不思議な現象が起きている「トランプ前大統領が」中国企業アメリカから出ていけと大統領令に署名していたが、未だに上場廃止になったというニュースは聞いてない。

アメリカが中国崩壊の「直接トリガーではない」という意図は大事なのだ、アメリカは中国崩壊後を見据えているようだが、あくまでも予想でしかない。

 

中国華融資産の債務保証が行き詰まると中国の不動産デベロッパーの多くがデフォルトします

不動産国家中国が行き詰まる時が来るのです、興味津々!

近代史というのは実に面白い「インターネット社会の恩恵だね」昔は入念な調査を数年かけてやっと全貌が見えてきて書籍として発刊されて、初めて一般大衆の目に止まるのだった、今やリアルタイム中継のようです。

入念に調査して歴史を表彰台に上げてくれる書籍は必要ですが、リアルタイムも実に面白い巣籠の醍醐味ですなぁ。

 

と、まぁ

かなり中国内部が変化しておりますが、習近平の目論見は続いています。

中国は二枚看板です「中国共産党」+「中国政府」で軍隊の人民軍は両方から統制されてます。

中国共産党」のトップが習近平

「中国政府」のトップが李克強

其々に派閥があり「利権」が存在しているのです。

三大派閥は「習近平派」「江沢民派」「胡錦涛派」です組織図は簡単明瞭

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これらの派閥は今後の政局とともに強弱を繰り返して中共の解体まで続くでしょう。

中国の変化は2020年半ばから変わりました、それは人民元レートが変化した。

ドル人民元レートは

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人民元高方向へ

大豆の生産量は中国国家統計局発表では豊作で前年比117%とありますが、全くの「嘘」で

商船三井のサイトでは

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アメリカから輸送している会社の統計でからね、信頼できまっせ。

赤色の部分が中国へ大豆の輸出部分です、先ほどの為替レートを勘案すると全貌が見えてきます。

輸入量の増加と比例して人民元高へ移行しはじめてます。

 

そもそも2020年中国大洪水のあと大豆の生産量が117%とは笑えるネタです、

これら、輸入に頼らなければならない作物は2021年以降も増加していくと予想されています支払いはドルなので、人民元高への誘導は「背に腹は代えにれない」というところでしょう、ドルが足りないのです。

中国発表の統計は信頼性ゼロなのは今さらですが、中国経済の綻びは目立ちます。

 

IMFは中国の2021年成長率を上方修正してます8.4%へ、日本も2021年の中国の貿易は伸びると予想してますし、貿易統計からも確認できます。

中国の貿易統計は3月まで集計終わって発表になってます、4月はまだだね。

それをブルームバーグが報道してます。

www.bloomberg.co.jpここに、人民元高への移行が隠されててますね。

中国の食物は輸入に頼るしかなく、支払いのドルが足りない。

2021年になり、ウェイポー(中国版ユーチユーブ)から流れて来る洪水の動画もふえました2021年も作物の収穫は難しい状態のようだ。

youtu.beここ数年、毎年の事だと「中国在住の日本人の話しです」

 

------天網(中共による人民監視)は設置完了した

youtu.be天網のCMです、中国人民向けに放映している。

この様なCMが流れたということは天網が完成したという事です。

 

ここからが大変なことが始まるのです「天網」の維持管理+取り締まり費用が発生していくということなのです。

他国には発生しないか、費用負担が極端に少ない「国家予算」なのです、中共は費用の詳細や予算も発表してませんので予測でしかないのですが、中国人民軍以上の国家予算が必要のようです。

 

つまり、自国に軍隊を二つ維持していく(予算的に)という世界で例をみない事態が続いていくのです。

 

そりゃあ「お金」も足りなくなるがね!!!

 

因みに日本では自衛隊の予算はGDPの1%以内と暗黙の了解があります、自衛隊を軍隊とし世界的に見ると世界第八位の軍事力と称されてますが、実際の軍事評論家の意見は

newsphere.jp世界第五位で統率力では世界第一位、事実米軍の後方支援は真っ先に日本に依頼が来るそうです。

 

******中国共産党は自国の国民に恐怖を感じているから天網を構築した

中国はこれから支配者と従属者の階級に分かれることとなりました。

歴史的にこの関係は過去必ず崩れていますので、中国共産党の命運は何時まで持つのか歴史学者ではなくてもきになるところです。

 

ちと、長すぎました後編を好きます