テスラのショートセラー(売り方)は赤旗を上げたようだ

テスラの株価は

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売り方の買い戻しの爆騰のように見えるのだが、

www.bloomberg.co.jp

このテスラの株価の正当性については意見が分かれる所だが

「EV」というジャンルが確立されるとなると歴史は転換点を迎えたことになる。

 

少し話がそれるが「アメリカにラストベルト」という地域がある、「錆びた地帯」とでも訳したらよいだろう。

アメリカ合衆国の中西部地域と大西洋岸中部地域の一部に渡る、ラスト(rustは「」という意味で、使われなくなった工場機械を表現している)

アメリカ経済の重工業製造業の重要な部分を形成していたのだが、中国が世界の生産工場の地位を確立して安い賃金を武器に世界を席巻すると同時にこの地域の多くの都市が衰退した。

 

この時代の流れは一過性に過ぎない、忘れ去られた言葉の中に

「オートメーション」というのが有るのだが、これが「AI」とコラボすると人が不必要になる。

中国が得意とする人海戦術は無に帰する、この流れが良いか悪いかの判断は歴史が決めることだ。

欲しい物が近くで生産されて物流も最小限で済む、野菜もしかり廃校で生産されて近くのスーパーに並ぶのだから。

これら全てがAIを活用したオートメ化されたスマート工場から出荷されるようになる。

工場が近くにあるということは、エネルギーロスにも有効だし生産がフレキシブルとなり在庫管理も必要なくなるのだろう。

近未来には実現可能な技術なのだ。

例えれば、5Gの技術的遅れを5Gを飛ばして6Gに移行するようなものだ。

 

もう少し話を逸脱するのを許してもらうと「巨大貨物船」の運行に必要な乗組員の数を参考にするとよいだろう。

船長以下の管理職を除いた船員の数は10人以下で十分に巨大貨物船の運航が可能となっているのだ。

 

同様に生産工場がフレキシブル工場となり幾つもの製品を製造可能な工場の必要な人員が過去と比べて極端に少なくなった事実がある。

 

自動車産業が多くの工程に分かれて多くのサプライチェーンが稼働して多くの人員が必要な産業からテスラ自動車のような異なるジャンルとなった自動車産業が稼働すると、今までの自動車産業はラストベルト化する。

 

そして広大な土地+電力が有れば新たなオートメーション化されたスマート工場が自動車の生産として確立されるのだ。

過去は車種ごとに生産ラインを作り専業化されたラインであったのが、一つのラインで複数の車種を生産するようになる。

 

EVはそれほどに自動車産業を激変させるだろう。

そして、時代はそれらを取り込んだ新たな株価を求めてテスラのPER=1394倍を飲み込んでいくのだろうか。

 

******この物語は近未来のことであって

今ではない、しばらくの後テスラの株価は収まる所に収まるだろう。

 

激変する時代の中で淘汰される産業からもてはやされる産業に入れ替わる過程においては株価も美人投票のようにもてはやされた株価は爆騰するのだろう、レンジというのは無視なんだ。

 

*****************米長期金利に変化が出ました******************

チャートは米10年債利回りです

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1月6日のブログに利回りが下落するか上昇するかの瀬戸際と書いたが上昇方向が結果でした。

MACDが示してます。

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ドルインデックスは上昇してドルはやや強くなっている。

 来週以降ドルの動きと米長期の利回りは引き続きチェックの必要があります。

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ユーロが下落方向にあることが相場には安心感がある、まずはドルインデックスが上昇することは米にとっては心地よくないのだ、ドルが安いことはアメリカに資金が流入しやすいということです。

普通には経済を活性化させるには金利を下げます0まで下げても足りないならマイナスにさせようとEU各国はマイナス金利を導入しています。

 

説明をもう少し、経済を活性化されるには金利を下げます。

借入しやすくして、資金を供給すると人々は経済活動を活性化するのです。

過去の日銀のミスリードを説明すると日本が土地バブルとなった経緯は日銀が金利を下げて資金を供給しただけのことです。

日本中で住宅建設が盛んになり首都圏では「地上げ」なる言葉でニュースが賑わいました。

その後、日銀が物価高騰を抑制しようとして「総量規制」なる金融政策を発表したのですが、これでバブルは崩壊し「貸し剥がし」が日本の銀行の主たる業務になったのです。

日銀の失態です、未だに「反省のお言葉」が無いのはアホの上塗りとしか言いようがありませんがね。

 

まぁ、アホはほっといて。

 

******アメリカの金融政策に戻ります

FRBのマイナス金利は「絶対にありません」、金利がありドルが基軸通貨であるから世界からアメリカに資金が流入するのです。

アメリカの国債は自国通貨の裏付けとなるのです。

過去は「金」でした、しかし金には金利が付きません「米国債」には金利が付きます、しかも自国通貨の裏付けとなるのですから通過発行益が教授されて金利も付く「米国債」は天の恵みなのですね。

 

しかし、アメリカは経済を加速させるのに金利を安く誘導できないことになります。

では、どうするか!!

ドル安にするのです、米国債を買おうとする国の通貨から見てドル安になればより沢山のドルが手に入ることになります。

世界的に見ても、ドルが手に入りやすくなるということはドル建ての債務の返済も楽になります。

「債務の危機」が訪れなくなるのです←これ大事

 

今、真反対の現象が「生まれ始めたかも!」

この先もドル高が進行すると「債務の危機」から「ドル流動性の危機」に繋がる金融ショックの危険性が発生しかねません。

 

もう少し詳しく説明すると

今は、米からドルが世界に供給されているほうが米国債に流れ込むドルより多いのです(ドル循環の出長)

 

世界はドルが潤沢にある世界となっている、これが逆に回転すると。

 

世界の債券や米のジャンク債のような金利が高いが格付けの低い債券に資金が流れている(良くない投資先)、投資家はドル不足となればより安全な米国債へ資金を回します。

格付けの低い債券が売られます、必然的にドルが不足する。

これが「ドル流動性の危機」となる切っ掛けですね。

 

ドル高は日本にとって経済成長の礎ですが、それも有る程度ですそれでも世界的には「債務の罠」の入り口になります。

 

世界はそれだけドルに頼っているのです、基軸通貨がユーロ

になるなどと、ユーロ発症のときに為替のアナリストはの賜ってました。

 

中国が台頭してきたときには「人民元」が次の基軸通貨だとの賜った為替アナリストの反省の弁は聞こえてきません。

 

******アマゾン奥地の人々や

そこで金を無許可採掘しているガリンペイロ(Garinpeiro)

もドル紙幣以外には金と交換しません。

ドル紙幣以外の紙幣は紙くずでしかない「ケツもふけない」だだの役に立たない物なのです。

それほどにドルの世界は隅々にまで行き渡っていて、誰も違和感を持たないのです、つまり信頼性が微塵も揺るがない。

 

******このドルの基軸通貨の価値が欲しい

中共などは自国通貨に「オンショア、オフショア人民元」、香港ドル、デジタル人民元などを操っていますが、信頼性は皆無です。

ドイツも世界一の通貨だったドイツマルクを放棄したドイツ連邦銀行の「ブンデスバンク」は大失態したのか大成功したのか歴史の裁定は未だ出ていません。

 

その混とんとした中でFRBのかじ取りは見事なほどに過去のバフルを新たなバブルで上塗りしてきました。

 

今回も成功するのでしょうか、大事な局面に差し掛かっていると管理人は思ってます。

 

管理人に追い風となるコラムがあります

www.financialpointer.com

世界の著名な投資家の多くも心配しているのは確かなことです

コロナショックを数ケ月で防いだFRBは「本当は大失態」したのかもしれない!

コロナショックで世界の債務を劇的に解消できたのに増やしてしまった、という観測もある。

 

管理人の予測は予測でしかない、この先の世界経済の行方と日米の株価はどうなるのか、ワクワクしながら見守っているだけです。