何故にアメリカ市場は下落した?

間違いなくレバレッジ投資でしょう、個人のレパレッジをカウントは出来ませんが

ETF/ETNのレバレッジがどの位有るのかは分かります。

www.180.co.jp

抜粋すると

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さすがに、5倍は消えてなくなってますが3倍は有りました。

 

******NASDAQの下落30%でほぼ資産が消えます

ファンドでも投げて来ますから暴落するよね。

アメリカの投資の多くが金融派生商品での投資だとUPし続けていますが、これでご理解

頂けたでしょう。

日本とは投資環境が全く異なるのです、10ドルあればオプションでプットの買いで投資できます。全損で10ドルですから宝くじ感覚で投資できます。

 

アメリカ株は日本株とは異なります、そもそもグロース株(成長株)投資では配当がゼロがほとんどですからPERなどを使ったファンダメンタルズ分析は不可能です。

 

例えば

テスラを分析しようとすると株価チャートは

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37ドル程度だった株価が1.222ドルまで33倍となりましたが、企業が33倍になった分けでも、利益が33倍になったわけでもありません。

現在のEPS=4.8ドルで PER=170倍です。

グロース株を買う理由はファンダメンタルズでは説明できないのです、前にグロース株の株価算出方法はUPしましたが、こじつけ理論でしかありません。

確かな所で、こじつけでも皆が従えば無理が通り道理が引っ込む事になります。

 

それが超長期金利の低下という無理難題な説明の根拠でした。

グロース株の株価は暗号資産の価格と同じようなもので、買うから上昇するというだけの根拠です。

で、皆が買わなくなったらNASDAQは暴落したのです。

買わなくなった根拠は超長期金利が上昇したという事です、しかし30年先の金利になんの根拠があるのでしょうか!!!

 

30年先には管理人は存在してません、長寿でも無理がありますがそんな先の金利を定めてどうすると言いたい。

 

長期金利理論の根拠は住宅ローンの金利から誘導された金利です、これ位なら30年間支払える(仮に支払い不能となっても中古住宅として売れば帳消しとなる)という金利から導き出された超長期金利なのです。

 

これがグロース株の株価に何の影響を及ぼすのでしょうかねぇ、風が吹けば桶屋が儲かる理論でしかありません。

 

******そうゆう株式市場の古くからの慣習なんだ!

それなら、納得できます。

 

結論はNASDAQの暴落は超長期金利が先々に上昇するだろう、、、という予測で暴落しただけで、、そもそもが暴騰したのにも十分な裏付けも無いのですから。。暴落にも裏付けなど有りません。

 

古くからの習慣に皆が「理論など糞喰らえ」という投資尺度が適用された結果ということです。

 

******ツマラナイ事を書き続けたのは

3月のFOMC政策金利を0.25~0.5%上げたとしても、超長期金利はなかなか上昇しません。

FRBは常に述べている事が有ります「短期金利FRBが決める」が「長期金利は市場が決める」という事です。

 

3月のFOMC政策金利を0.5%上げたとすると、市場はコンセンサスが変わったとして超長期金利が上昇するかもしれませんが、0.25%ではコンセンサス通りということで超長期金利の変動は少ないでしょう。

 

長期金利が上昇するにはFRBが債券を売れば上昇します、それもモーゲージ債です

説明

個々の住宅ローン を一束にまとめた物をモーゲージ債と呼びます

まとめるには「金利」や「償還期間」などを同じくする物でまとめるのが普通です

 

超長期債の多くがモーゲージ債です、これを売れば超長期金利が上昇するのは間違いないですよね。

 

******3月のFOMCまでに経済指標は数多でます

これを横目で見ながら、FRBのミスの上げ足を取れば3月のFOMCの政策変更が見えてきます。

 

この所、著名なエコノミストや投資家の方々はFRBをホロクソに批判してます

参考になるようにURLを貼り付けます

【短信】利上げは市場予想を大きく上回る:ラグラム・ラジャン – The Financial Pointer

このやり方では2018年の二の舞に:スコット・マイナード – The Financial Pointer

FRBはさらに20%の下げを容認する:ブリッジウォーター – The Financial Pointer

 

少し前なら、辛口の批判は少なかった。

ここに来て、NASDAQが暴落したらズケズケと言い出した。

FRBへの批判は難しいのであろう、今なら好き勝手に言えるよね。

 

******ということで

3月のFOMCでQT(量的引き締め)も無く、0.25%の利上げだけだったら市場は催促相場となるか、金融は緩和的だと上昇するか、FRBは軟弱だとドルアタックされるかシナリオは幾つも有ります。

 

引き続きインフレ次第という事で、、、