株式投資、債券投資、為替投資と別れています。
一個人として全てに対応するのは不可能です。
******しかし、一番理論的な投資は
債券です、株で先行き解らない時には債券トレーダーはどう行動しているかを参考にします。
債券トレーダーの投資金額は株と比べて100倍位の手持ち資金を動かしてもいます。
債券トレーダーは花形なんです。
******債券投資で必要な指標は
期待インフレ率です、米の期待インフレ率で管理人が参考にしているのは米ミシガン大学期待インフレ率です。
説明
この月次調査は、向こう12ヶ月のモノとサービスの価格の先行きに関し消費者の予想をまとめたものである。
ミシガン大学は速報値と確報値をそれぞれ公表するが、速報値の方により注目が集まる。
予想より高い結果となれば米ドルにとって買い材料とされるが、予想より低い場合は米ドルにとって売り材料と解釈される。
他のサイトではもう少し低い値の所もあります、値を比較するのでは無く推移を比較して先々の予想にするのですね。
米経済が回復基調にある場合には、デフレでは無い米経済ですので期待インフレ率の推移は緩やかに上昇していくのです。
そして、超長期金利(米30債利回り)は確実に上昇します
30年の長きに渡ってリスクが無いわけがないのですからリスクプレミアムの分だけ利回りが高いし、上昇率は大きくなる。
(リスクプレミアムとは、リスクのある資産の期待収益率から無リスク資産の収益率を引いた差のことです)
ミシガン大学の期待インフレ率は9月に入って下落し、その後変化が止まってしまいました。
米30年債利回りも下落方向に見えます。
******期待インフレ率の低下と停滞は
再度コロナショックのリスクを市場が感じて、織り込み始めるかもしれません。
この期待インフレ率に大きく影響を与えているのが家賃(NYなど)です、毎年順調に上昇してきました。
この前にUPした「ニューヨーク J.ONE不動産」の家賃水準で
www.youtube.com過去最低の3000ドルを切った!
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この期待インフレ率は米雇用統計に影響が出ると見てます。
(12月4日 22時30分に11月分が出ます)
米の家賃不払いでも立ち退き猶予の救済措置が12月30日で切れます。
失業給付金の特例措置は失効し、その後大統領選挙で議会も紛糾してます。
米大統領選挙はバイデン勝利確定ではありません、選挙人の投票がこれからなのですから。
******日本株の夢のような投資環境に
疑義を持っている管理人は何とも戦略を決められず日和見してます。
2021年の米経済はワクチン接種で復活する、、、にも疑いを抱いてます。
ワクチンでコロナに感染しないのだから経済は復活するに決まってる。
確かに、ある程度は復活するでしょうが。
米が失業対策として沢山のお金をばら撒いたが、それらはほぼ期待通りの効果を出した。
ここにきて急速に萎んでいるのです。
このチャートは米消費者物価指数です(CPI)
米国民は政府から支出された緊急対策費を使い切ってしまった
ワクチン接種が始まると政府支出が無くなる可能性もあるし、対策費も大幅に減額される可能性もある。
米経済は個人消費が7割なのですから、しばらくの間個人消費は低空飛行が続くのではないでしょうか。
日米とも夢が消え去る可能性に一抹の不安を抱きます。