米雇用統計の前哨戦であるADP雇用統計がかなり悪い。
----悪い経済指標はMBA住宅ローン申請指数と貿易収支
****良い経済指標はISM非製造業景気指数と週間在庫統計
明日の雇用統計が無視されるような前哨戦です、相場が上がりたいと欲しているときは都合の良い解釈が生まれるのが過去です。
******日本の稼ぐ力の元にあるドル円の行方
ドルインデックス
2020年の米の潜在成長率はおおよそ1.5%ほどではないでしょうか。
エコノミストの方々は潜在成長率の直近について語っている方はいません。
推察が当たっているかは無視して、この1.5%の潜在成長率から
米10年債の利回りの0.5%を見ると、米の実質金利は-1.0%ということになります。
日本の2020年の潜在成長率を1.0%と仮定すると、日銀の長期金利の誘導目標0%からすると日本の実質金利も-1.0%ということになります。
日米の金利差だけを勘案するとドル円はまだ円高方向へ進むと見ていて正解なんでしょうねぇ。
仮定ばかりの推察ですが、ドル円を年末110円としいるところもあります。
果たしてどうなる、年末の日経平均に大きく影響を与える事由になるのは間違いない。
******相場は間違った方向へ向いても
それに沿って戦略を建てなければなりません、為替、株式両方に当てはまります。
1999年に破綻したヘッジファンドLTCM(ロングタームキャピタルマネジメント)は、ノーベル数学賞クラスの人材を集めたヘッジファンドでした。
破綻最後の一日が運命の分かれ目となり破綻したのだか、破綻後はLTCMの予想通りの結果となったのだ。
相場に逆らい、自信過剰の投資戦略が破綻の原因だと管理人は解釈している。
ロングターム・キャピタル・マネジメント - Wikipedia
AIが相場の主流となった現在、人間が勝てる要素はAIのミスを待つしかないのだが。
こやつは、間違った方向を間違ったとは解釈しない単純に方向転換するだけなんだ。
つまり、反省しないのだ。
資金量が莫大にでかいから、自分世界を作り出している。
貧民投資家では普通に戦っても勝てやしない、だから間違った方向と思っても付いていくか無視して待つがどちらかない。
ということで、米雇用統計が悪くても相場上昇したら
無視を決め込んで絶賛巣籠で対応しよう。
チャンスは度々来るんだから、其のうちAIもでかいミスをするだろう。