ダウチャートを見つめて

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ダウ銘柄は米の代表的な、国際的に活躍している30社の指数です。

過去から見えない新高値を2020年2月まで更新してました。

--------下落するときは

フェボナッチなどで、何処まで押すのかを推察します新高値は何処まで上昇するのか分かりません、

毎日、昨日より良かったとか、前日にやりすぎたから下げたとか、テクニカルは高いから日柄調整が必要だとか、単純な作業で日々の株価が決まります。

********トランプ大統領の就任時

誰がこの息の長い上昇相場を予想したのでしょうか。

トランプ大統領は不人気でした、その故就任時に大きく下落しましたが、その下落を拾って上昇相場に入りました。

市場の予想は大幅下落予想で固まっていました、しかしその中でトランプ大統領の公約を分析し、トランプ大統領の性格や日々の行動を分析していたヘッジファンドが存在したのです。

彼らの下した結論はトランプ公約は「買い」資金を募り仲間を募って、下落相場を買いで突っ切ったのです。

管理人は相場に張り付いていました、売り一辺倒の寄り付きでしたので、売りから入ったのです。

しかし、10時頃から相場が変わりました売りの吸収が見られたので、全て利益確定して様子を見てました。

ダウは大きくWボトムを付けて上昇相場に入りました

**********新高値の創造相場が始まったのです

日本株専門の管理人は、新高値創造相場は分析出来ません。

日経平均では過去バブル崩壊以降未だに無い相場ですからね。

付いていけないのです。

-------天井はどこ!!!

米人は凄い、イケイケドンドンなんだ。

そうか、これがドルの強さがもたらす米経済で、人口増のボーナなんだと。

買い場など来ません、相場格言の

押し目待ちに押し目なし」がこれなんだ!

     ダウ週足チャート

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テクニカルチャートはストキャスです、赤線の天井が平らになっている時は上昇トレンドが発生している時です。

トランプ大統領就任後から息の長い上昇トレンドが続いていたのです。

---------トランプ大統領はやりすぎました

ホドホドを知らない米人

アメリカンドリーム相場になりました、誰しもが天井を意識してたのですが相場の方が強かった。

しかし結果は大天井なのでした、破裂のトリガーはコロナウイルスなのは間違いないです、しかしバブルになっていたのは債券市場。

株式市場はおまけで大天井だったのです。

株式市場の時価総額ではこの膨大な資金を吸収できません、世界中からAAA格付けの米国債に資金が流れ込みました。

米国債を買うと米国債は上昇する、結果として金利は下がり景気は良くなる。このロジックで米経済は好回転し続けました。

時を経るとダウチャートの上昇角度が切りあがります、これがバブルの兆候なんです。

---------2017年9月19日、20日開催の米連邦公開市場委員会FOMC)は、市場の予想通り、①政策金利(FFレート)の誘導レンジを1.00%~1.25%で据え置き、②連邦準備制度理事会FRB保有資産の縮小開始、を決定しました。

 

■10月31日~11月1日に開催された米連邦公開市場委員会FOMC)は、市場の予想通り、政策金利(FFレート)の誘導レンジを1.00%~1.25%で据え置くことを、全会一致で決定しました。

 

■12月12日~13日に開催された米連邦公開市場委員会FOMC)は、市場の予想通り、政策金利(FFレート)の誘導レンジを0.25%引き上げ、1.25%~1.50%とすることを決定しました。利上げの決定に対しては、「据え置き」を主張して2票の反対票が投じられました。

*********FRB保有資産の縮小

2017年10月より開始したが、金利に変化なし。

FRBはQEの巻き戻しと説明しています、ダウは2018年1月

一旦、天井を付けます。

下落率は大したことはありません、その後FRBは巻き戻しを実施していきますが、市場では流通資金量が不足し始めていた

結果、インターバンク市場(金融機関間取引)の翌日物短期レポ(買い戻し条件)が急騰しました。

FRB)が、2017年10月から進めてきた保有資産の縮小を想定より早めに終えることも視野に議論していると報じた。29~30日に開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)でも主要議題の一つになりそうだ。
FRB)が、2017年10月から進めてきた保有資産の縮小を想定より早めに終えることも視野に議論していると報じた。29~30日に開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)でも主要議題の一つになりそうだ。

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ダウはこれを受けて不調が始まりましたが、FRBは短期市場に大量に資金を投入し始めました、FRBはこれはQEではないと、コメントを出しましたが市場はQEだろぅ、と相場は上昇しました。

12月18日のFOMCで政策金利0.25%上げる決定をした所、

相場は急落FRB金利を戻し、資金供給の開始を決定。

相場は、大天井に向かって再度上昇し始めたのです。

 

*************市場への資金供給は

トランプ大統領は減税、海外資金を米に戻すのも減税(レパトリ減税)を大統領就任から実施しています。

本来、市場に投入された資金は研究開発やインフラ整備に使われるのが正義です。

しかし、NYの道路はボコボコで全米の橋は耐用年数が経過して付け替えが必要なのに資金は使われていないのです。

米の強欲経済は企業の自社株買いで株価上昇、企業役員のオプションの支払いなど凡そ社会正義には使われなかった。

結果、株価はバブル大天井に債券市場は投資不適格債権まで資金が回るイールドキンティング状態になりました。

 

そもそも、イールドハンティングという言葉が使われる当たりはバブルなんです。

    米ジャンク債の利回りチャートです

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バブルが破裂して、市場の資金が急速に萎むと債券は売られます

債権は暴落して金利は暴騰しました、瞬間急騰です。

つまり買い手が居なくなる、買ってくれるなら激安でも何でもよい状態ですね。

債権、株、商品(金)など換金出来るものは全て換金売りでドルが必要になります。

円も、ユーロも金もダメ、ドルが必要なんです。

 

この状態が「米のバブル破裂」なんです、日本はリーマンも今回の債券バブルも基本被害者でしょう、でも日銀は加担していたのですから日本も大きな損害を出したのは納得できます。

 

*************加筆になりましたが

新高値は何処まで行くのか、予測は難しい。

PBRやPERからの予測はその値にレパレッジがかかってますから少しの増減で元の値の変化が大きい。

 

今回の債券バブルの大本はFRBが2018年12月に市場に敗北したのが発端であることは間違いない。

それから約一年、米は大相場をやって破壊した。

これを取り戻すのに、数年かかるのは当たり前だと思うのですが、なんか早急の戻りを試している。

気がかりな相場をやっているのは間違いない。

次に大崩れしたら取り返しがつかない(資金供給でハイパーインフレ)のが分かってないのか、強欲経済のなれのはてで今が良ければそれでOKと考えているのか。

だだのアホなのか。

まぁ、そこそこの時間経過で結論は出るだろう。