日経平均のチャート日足です
FOMCが控えていて、インフレを示している経済指標が続いている(米指標)
FRBは何らかの対応をしないはずがありません、その対応は株式市場にとってプラスな材料ではないでしょう。
そんな簡単な事は買い方にわからないはずがありません、6月10日からの日経平均の上昇がそれです。
16日まで続いた買いの主体ですが、オリンピック前に相場を崩したくない主体が存在している。
結果、FOMC後には日経先物で元の木阿弥となりました、いやそれより酷い結果。
******日本市場は胴元が詐欺的に株価上昇を目論んでいる実態は
ある程度相場が読める投資家にはミエミエです、海外の投資家も同様でしょうねぇ。
黒田日銀総裁も会見に出るのがうっとうしいだろう、壊れたテープレコーダーなどと揶揄されて辛い立場にいると思うが、そろそろ2%の物価目標を放棄したらどうだろうか
管理人より少し年長で天才級の総裁が「会見に出席した記者からの」答えが分かっている質問に苦渋が滲み出ているお顔で淡々と「2%の物価目標」としか答えられないのを見ていると退陣したらと思ってしまう(お年なんだから健康問題とすれば良い)
******簡単な日本市場と異なり
アメリカ市場は重大な問題を抱えている「バブル崩壊」のトリガーをFOMCとしてはならないのだ、これはFRBの信任問題となり今後の金融政策の汚点としてはならない
パウエル議長のインフレは一過性としたコメントも先のことは神であるFRBでもわからないのだが取りあえず「一過性」としなければ市場のインフレは一気に進むだろう。
そしてFOMCの結果が利上げを前倒し、テーバリングを議題とするだけで相場が混乱するほどの脆弱なアメリカ市場ですから、FOMCの参加者は難しい対応が必要になっているのだが、一番簡単で効き目のある手段に出た。
******短期金利を上昇させることです。
長期金利は市場に任せる、短期金利はFRBがコントロールする。
米2年債の利回り一週間をチャートにすると
中期、長期の利回り上昇を抑えるには、単純に短期の利回りを上昇させれば「取りあえずは」収まります。
FRBの金融をコントロールする常套手段で過去にも実行して、効き目豊かな手段ですね。
FOMCの開催で市場にとってサプライズとなる結果となりましたので、この手段を使い激変緩和したということでしょう。
******ここまでなら
相場に長く付き合っているだけで分かることです、ここから先が全く見えん。
商品市況のほとんどが急落したのです「金」「銀」「銅」「穀物」などです。
金の国内マーケットのチャートです
16日の金相場は急落したが手が入って下髭長く終了したが、翌日には支えきれなかったのだろう急落した。
当然、世界市場も同様な状態であるからFRBの「インフレは一過性」とのコメントも復活してきている。
来週以降、しばらく相場を見ていないと先々は全く分からない!!!!
1552のVIXを先週に仕込んだのだが、薄利でも月曜日には利益確定した方がよいだろうか?
月曜日の寄り前に決断しなくてはならない、来週の日本市場は「29日雇用統計」「30日鉱工業生産指数」「1日日銀短観」
アメリカ市場は「25日PCEデフレーター」「25日個人所得・支出」
重要な経済指標が続くのだ。
取りあえず1552を成り売りで入力しておくとしよう。