アメリカ中立金利に異議あり

元財務長官のサマーズ氏は

******FRBの中立金利判断は「見当違い」

サマーズ氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで「米金融当局が完全に理解しているか分からないが、非常に抜本的なことが起きている」とし、「中立金利は米金融当局が好んで口にする2.5%をはるかに上回っている」と語った。

  中立金利は景気を過熱させず冷やしもしない理論上の金利水準を意味する。政策立案者が中立金利を巡る判断を誤れば、政策金利がどれほど景気抑制的かを見誤ることになりかねない。連邦公開市場委員会(FOMC)の金利予測分布図(ドットプロット)によると、金利の長期予測水準は中央値で2.5%となっている。これは現行フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジ(5.25-5.5%)上限より3ポイント低い。

 

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中立金利は確実に導きだす方法はありません、実質中立金利と実質金利の関係は凡そのチャートで

実質中立金利より実質金利が高く「金利は景気を抑えてる」と見られているのです。

サマーズ氏が述べたように、中立金利がさらに高ければ「金利は景気を加速」させてインフレはさらに上昇することになります。

当然、FRB政策金利を上方へ修正する必要があります。

 

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https://www.jst.go.jp/fund/dl/researchnote06.pdf