長きに渡る金融緩和は

最終的に金利ゼロとなりました、当たり前に債券価格は最高値となりこれ以上の「上値が無い」到達点に達したわけです。

 

投資としては「他を当たってくれ」となり世界的な「イールドハンティング」状態となったのです、ジャンク債と言われていた「ハイイールド債」も3%台の利回りとなりました。

この部分は既にUPしてあります、簡単に書くとFRBが「なんでも買う」と言ったのでデフォルトが無いということでムチャクチャに買われた結果の事です。

 

しかし、格付けが上がったわけでは無いので「買えない投資家」も居たわけです。

彼ら(年金基金)としても、なんとか運用利益を出さなくてはなりませんがジャンク債を買えない理由があり(低格付けの投資は出来ません)、良くないが禁止されてない投資方法の「二階建て」に手を出してしまった。

つまり、レバレッジを掛けたのだ!

 

******これが今、大問題となった

イギリスの年金基金が破堤寸前まで追いつめられたのも「レパレッジ」を掛けた故である。

つまり、債券を担保にして債券を買っていたということなんだ(簡単に言うとね)金利上昇して債券価格が下落すると担保不足となり追証(マージンコール)が発生したので

新たにお金を(前にUPした米財務省証券)を差し入れるか、ポジションを閉じるか何方かの選択を突き付けられたのだ。

 

そして、救済を出したのがBOE(イギリス中央銀)で債券価格が暴落するのを

防ぐ意味で「売るなら全て買うぞ」と総裁はコメントを出したのが経緯です。

 

少し昔の経済環境なら「金融危機」となる異常事態なんだが、誰も都合の悪い事を言わない時代となった。

インフレはビークだとか・来年には緩和が始まるとか・云々です、つまり経済危機寸前なんだ!

 

******このまま世界経済は復調

という、一番有りえないシナリオを無理やりに起こそうとして躍起になっているのだが

仮にある程度の復調があったとしても、先送りしただけの事ですから「ぬか喜び」しないことだ。

 

ロ・ウ戦争前・コロナシヨック前の世界はもう無い!

新たな時代が始まったと解釈するのが正解だろう、様々な変化が生まれるわけなんだ。

どの様な世界を作らねばならないか、議論は薄い世界の主導者があつまるCOP会議もお題目だけで「技術的裏付けは無い」希望だけなら誰でもが言える。

お金を刷るしか出来ない政治家が主導権を持った会議など「集まる意味も無い」、技術者ならネットで集まれば良いだけでムダな事をしている。

 

専用機を飛ばして、高級ホテルで分科会など何の意味もない。

そのくらいなら研究費を出せよ、と言いたい。

彼らが地球を救うのだから、という事で現在の社会構造では地球の救済は不可能でしょう、社会構造・宗教・民族対立など全て教育に掛かっているということなんだ。

遊興三昧の日々を送るだけでは地球は滅びるだろう。

 

せめて、次の世代にツケを先送りするのは中止すべきなんだが経済もお金を供給して最悪の事態を作ってしまった。

FRBも日銀も悔い改める必要はあるが、何時天誅が下るかと待ち望んでいる管理人なんだ。