軟弱なのはFRBだけでは無い

過去、全てにおいてFRBに救済されてきた事実をここに来て手放すとは思えない。

市場は、株価崩壊するほどFRBタカ派にはならないと踏んでいる。

 

このチャートはterget rate probabilities (目標レート確率)です

Countdown to FOMC: CME FedWatch Tool

青く反転している4 522は2022年4月5日という日付のTarget Rate目標レートです

FFレート(アメリ政策金利)が0.75~1.0%の値を99.8%織り込んだという事を示しています。

******日付を6月22日に変更すると

青く反転している15 622は2022年6月15日という日付のTarget Rate目標レートです

FFレート(アメリ政策金利)が1.5~1.75%の値を95.6%織り込んだという事を示しています。

 

******かなり先の1 223(2023年1月23日)まで見れますが

当てになりません、使えるのは次回のFOMCまでです

現在のFFレートが0.25~0.5%ですので、市場は0.5%の利上げしか見てないのです。

FRB共々軟弱な市場予想ということです。

市場のQTの予想は当てにならない、過去とは比較できないほど世界経済は激変しているのです、「戦争」+「疫病」です。

 

人類の歴史において「戦争」+「世界的疫病」という歴史は有りませんでした。

それほど、世界がグローバル化されていなかったという事実とともに数十時間で世界を一周するほどの技術は無かった。

ヨーロッパの歴史が物語っている、コレラ・ペスト・チフス・インフルエンザなどの疫病の多くが欧州で猛威を振るっているのです。

 

今現在、欧州ではそれらにプラスされて食糧危機とエネルギー不足が大問題となっています。

さらにウクライナ難民の受け入れも難しい対応が迫られています、これは問題が表面化するまでこのブログでは扱いが難しい。

 

******欧州経済は確実にスタグフレーションとなります

加えて、中国経済スタグフレーションになるでしょうアメリカも同様でしょうが調査会社のアンケートでは60%の確率でスタグフレーションを確信しているようです。

因みに様々なアンケートで確立が40%を超えるとほぼ倍の確率でアンケート通りになると言われていますから60%は120%の確率というわけです。

 

ソフト指標ですから信じるかは投資家の経験値から導かれるのでしょう。

NY市場の上昇はFFレートの織り込みが住んでいるという事です、市場の期待どおりのFOMCの結果となれば次のFOMCまで相場が上昇する可能性は大きい。

 

日経平均先物の上昇も同様で、さらに日経平均EPSと為替の130円安定が寄与しているという事です。

 

******軟弱な議長と市場予測です

日本時間で明日の午前3時30分が議長会見予定です、其れ前の時にFFレートは出ます。

 

******中国国債の利回りは

経済減速となりこれ以上の利回りとなるのは無理です、そもそも政策金利を下げなくてはならない状態なのですが、

アメリカ国債の利回りが勝ってしまい中国から資金がアメリカへと流れることとなるので政策金利を下げる事は難しい。

ここの所、人民元が下落している。

食糧危機となっている中国ですから人民元の下落は厳しい、今年の冬に備えて食料+化石燃料の輸入を増やさなければなりません。

天然ガスのチャート

ロジャーズ国際商品指数

小麦の価格の推移

穀物価格の推移 - 世界経済のネタ帳

小麦は2.5倍となりました、この価格は絶対量の不足では無いです。

先々を見通しての価格です、絶対量の不足はこれからです。

 

******これらから勘案してインフレがピークを過ぎたとFRBのコメントは

ブラフでしょうねぇ、2020年からアメリカの政府機関はブラフで市場の鎮静化を図るという事をやっているが、全てバレてるということです。