市場には資金がジャブジャブです(幾度となくUP)
普通の経済状態なら、貨幣増発などしなくてもよいのです。
リーマンショックから完全に抜けきらないでコロナショックが到来してしてしまった。
******2019年末
FRBは金融緩和の巻き戻し(市場から資金を吸収)に失敗した、その数ケ月あとにコロナショックで貨幣の大増発をしなくてはならなくなった。
結果、市場に資金がジャブジャブとなったが普通ならインフレになるのだ。
つまり、必要以上に物、金、人間(不謹慎は承知)が溢れると価値は下がる。
中国に人権が無いのは14億人もいるからなのだ、人権が無いから臓器を取られて死んでしまう(国家事業としているのだ)
話が逸れたが、お金がジャブジャブなんだがインフレにならないのは、需要が無いからデフレ的社会構造になっているためなんだ。
コロナショックで一時、世界からほとんどの需要が消えた。
物は売れず、生産は途絶え、流通は偏った(アマゾンなどに集中)のです。
米国内や世界が需要が戻ると、インフレになるのが分かっているから、あえて長期金利をターゲットにコメントを発したのです。
FRBは長期金利をコントロールするのは基本的に難しいと理解している。
じゃ、何故日銀はコントロール出来ているのか?
それはタコ足作戦を実行しているからなのだ、政府が発行した長期国債をほぼ全て日銀が買い取ってしまっているからなのです。
銀行が買っても翌日には日銀が全て買い取っています
日銀買いオペレーションですね。
財政ファイナンスとも言うのですが、これを指摘すると日銀の反発をかい、報道もエコノミストも日銀から村八分にされます
狭い、金融の世界ですから仕事に支障をきたすのでしょう。
管理人はまったく金融とはかかわり合いは無いので好きな事書きます。
******ドイツでは不可能です
diamond.jpアメリカでも不可能です、世界中から資金が米国債の買いに集中してますからFRBが買いオペなどできません。
******金融の社会実験
米が世界に先駆けて需要が戻って来る、ほぼ確実でしょうね
世界一の消費国なのですから。
デフレが沈静化し、需要が戻ればインフレになります。
ここらが一番難しい予想なんだが、多分FRBもインフレを警戒しているので2023年まで金利を0に維持するとコメントしたのだと考えてます。
インフレの退治には金利を上げます(これしか方法が無い)
******例題として
トルコ中央銀行は2020年9月24日の金融政策決定会合で、市場予想に反して政策金利(1週間物レポ金利)を従来の8.25%から10.25%へ2%引き上げました
トルコのインフレ率のチャート
トルコは慢性的なインフレに悩まされています、トルコリラが暴落してハイパーインフレにならないように政策金利を上げてます、
隣のレバノンでは政府が崩壊寸前でハイパーインフレ一歩手前まで来てます。
FRBは金融政策でコントロールしないと、インフレになるのです。
それ故、2023年まで金利を0を目標にとコメントしているわけですね。
コロナショックの前は2%+から3%+の間でコントロールされていました。
そして、コロナショックでFRBの緊急金融政策はよくよく機能してますね。
しかし、直近を見ると利回りが上昇してます。
この利回り上昇の背景は米国内の需要が戻ってきた証拠です。
米は景気回復を7-9月期にしたのでしょう。
コロナ感染者が7-9月期は減少した
その後、寒くなり再度感染爆発をしているのです。
とすると
米国内の需要が減少すると利回りは低下するのだろうか、これの答えは米大統領が決まって財政政策が発動されて国民にお金が配られると米国の国内需要は回復していくだろう。
こんな予想をしています。
米人はノー天気な国民で、政府からもらったお金はほぼ使い切ってます。
日本人は貯蓄に回して耐乏生活しているのです、この辺が国民資質の違いで日本が慢性的なデフレに悩まされているということでしょう。
需要はインフレと正の相関関係はあるのですね。
******結論として
米の感染爆発の影響が国内需要低下方向となり、大統領選の混迷で国民にお金が回らなければ、円高方向ということになるはずです。
それに+されるのが日本企業のレパトリです。
しかし、為替というのは一番難しい。
円高予想は据え置くが、管理人も不安を覚えてるのは本当なんです。