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当時のポールソン長官と非常に仲が悪かったリチャード・ファルドCEOとの確執が描かれてます。
当時、リーマンが破綻してもたかが投資銀行一行の破綻など米経済にとって蚊に刺されたようなものだと米高官は考えていたのですが、実際にはAIGなど途轍もない隠れた保証などがありました。
現在ではCDSなどの金融派生商品はほどよく管理されていましたが、当時は無法地帯で米金融当局も実情は把握しきれていなかった。
jp.reuters.com******この後から
「相場のゆがみ」とか隠された負債、オフバランス(簿外)などが日の目を見ることになります。
それまでにも、有った話ですが規模が違う。
市場は
「政府はリーマンを破綻させるべきではなかった。あれはとてつもない間違いだ」
いろいろな説がそれ以後の相場展開で披露されましたが、リーマンが破綻しなくても、それ以後にも何処かが最大規模の破綻になったでしょう。
「欲」とはそんなものですがね。
*********この映画の中で証券化の秘密が暴露されています
17分30秒あたりからです。
なぜサブフライム問題が起きたか
@妹が家を買った話をどうぞ、、、とつづきます
1、まず家を見つけるわけ
2、次はブローカー(ファミレスのウイテトレスに紹介されて)
3、彼(ブローカー)に給与明細を渡したの
4、彼は画像修正ソフトで額を書き換える
皆は容姿を変えるけど懐を変えたわけ(神様も許してくれる
と思うわ)
5、プローカーはローン会社へ電話
書類はろくに審査もされず決済が下りてNYへ
そこで、区分けしてまとめられるの
6、そして兄が勤める投資銀行の元へ、ここで証券になる
(実際は最初のローン契約書のまんまよ)
でも証券って名がつくと商品として売れるの
******ここからが変なのよ
7、証券を格付けしてもらうの成績みたいに
名前は債務担保証券(CDO)に変わり銀行同士で売買する わけ
8、さらに組み合わせて新しい格付けをもらう
銀行はCDOの売買を続けバラしてはまた組み合わせて
2倍3倍の値で売っていく
そのたびにCDOは厚くなり(書類)格付けは奇妙になる
9、銀行はCDOが大好きでローンが滞っても関係ない
欲しいのは証券化するローン書類ですぐに売却しものすごい 利益を得る、だから書類の価値は無視
私たちが返さなきゃ書類は無価値なのよ、けど大勢がローン
を払わなくなるとローンはCDOにつながるからマズいと気 づいたのね
CDOは人気がガタ落ち、大金を払って大量に買った無価値 の紙切れは処分できなくなった紙切れの元の関係者ももうい ない
****** ブローカーから格付け会社、投資銀行と詐欺まがいのモーゲージ債券がAAA(トリプルA)の証券となり投資家がこぞって買ったわけですね。
それは破綻する運命にあったわけです、そしてリーマンブラザーズは破綻したのだ。
ここも、破綻する運命にあった。
証券の格付けをしていたMoody's(ムーディーズ)、S&P(スタンダード&プアーズ)、Fitch(フィッチ)などに代表される海外の格付け会社はお金を貰って格付けを与えたのですから
本来「利益相反」で裁かれなくてはならないと言われていました。
あまりにも粗雑な格付け会社です、社会的に葬られて誰からも信頼されなくなった。
その後、格付け会社自ら信頼を取り戻すべく努力を続けていますが、現在も疑いの目がつよいですね。
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