何度もUPしている「エンロン」の破綻の多くの部分がバランスシートへ記載されていない債務が破綻したためです。
詳しくはウィキペディアで
企業会計処理でバランスシートに記載されない、もしくは記載しない行為はホワイトでは有りません、ほぼブラックですが過去ではグレーな扱いもありました。
日本では「飛ばし」といわれて子会社の会計に付けたり関連会社へ付けたりしてました
「山一証券」が有名です。
NHKの動画が有ります。
******オフバランシートは
会社のバランスシートにない資産、負債、または資金調達活動を意味します。
シークレットレバレッジと呼ばれることもあり、この方が言い当ててますね。
よくやる手口が有価証券を子会社・関連会社(連結対象外)に付け回す方法で、付けられた会社は本社の保証付きで債務として計上するのですが、連結でない為に本社の業績に波及しない(破綻しなければね)のだ。
これは今でもよくある事で、日本のバブル崩壊したときに不動産価格の下落で債務超過となった多くの会社がこの手口を使っていた。
分かり切った事なんだが、突っ込むと企業倒産となるのでほぼ国策として会計処理に目を瞑ったのです。
何れ、不動産価格は戻るということだね。
******今、もしくは少し先の話になるが
MBS(不動産担保証券)はこの危機を迎えたのがリーマンシヨックです。
ポンジスキームだったMBSは今だに全面解決に至らず、続いている。
多くのMBSはFRBに買い上げられたが、未だに市場に燻っているのです。
アメリカの不動産価格の上昇により、プラスとなったMBSだが住宅ローン金利急騰をうけて再度不良債権化しているのだ。
2008年当たりのMBSは満期償還は2038年が最終であろう、タイムスケジュール的にはもう少しの辛抱なんだが。
*****この債券が
市場にどの位のこっているか、評価額がどうなのかは分かりません。
しかし、ローン金利が急騰している状態ではローン破綻者は増加するでしょうから、これらの債券は今後下落します。
企業からすると、少しの辛抱で価格が戻るのを期待してバランスシートから外すのでしょうが、上手くいくか分かりません。
そしてサドンデスが発生し金融危機となるのが落ちでしよう。
低金利に慣れて、リスク管理が疎かになるのは当たり前のことで40年続いた金融緩和が終わったのです、何事も起こらずにアメリカ経済が軟着陸するというシナリオを鵜呑みにするにはリスクが大きいです。
******シナリオは幾つか出来てます
投資家としてどの様な戦略で行くのか、資金と相談ということでしょう。
貯めていた資金をリフォームで使って超貧民投資家となった管理人です。
ここはやり過ごすしかない。