13億人のインド経済です、経済が回り始めたらとてつもないエネルギーとなって経済成長に貢献するのは誰でも理解できるところです。
経済成長を見るのに「エネルギー需要」が最良なんです。
嘘で固めた中国経済指標も「李克強指数」なる3つの経済指標から作られた中国経済を推し量るための指数がある、中身は
「鉄道貨物輸送量、銀行融資残高、電力消費」です。
**********インドの一次エネルギー需要見通し
2016年の資料ですからコロナショックの変化は未定です
これによると、インド経済の見通しは2040年までに経済規模は5倍にエネルギー消費量は2倍となってます。
-------単純計算で24年で5倍ですから
毎年20%成長していくことになります、げげ。
エネルギーは石炭に頼ることが多いインドですが石油も埋蔵してます、未開発地域が残されていてこれからでしょう。
**********インド経済の中身は
ハイテク、それもソフトウェア開発が経済を引っ張っています
英語が主流で堪能ということで人件費が安いため欧米企業はコールセンターをインドに移しているのは周知の事実です。
DELLコンピュータの日本向けコールセンターは中国でした
管理人のPCもDELL製で故障の問い合わせをしたら中国に繋がりました。
インド経済はインフラ整備が遅れていますが、インフラ整備にお金がかからないインターネットの普及に力を注いで学力の高いインド人の得意とするIT分野が経済の基盤となっています
同様な国にイスラエルがあります、イスラエルのITそれも軍事用開発は世界一で、それに次ぐ第二位の地位がインドなんですね。
***********インドの発展に必要なインフラ
それは高速鉄道、道路、水、電気です。
しかし中央政府と地方行政に足並みが揃わないことが多く
特に政党は100を超えていて意見の差は大きい。
しかし、一党独裁とならないだけ安心していられる、特に中国と国境を接している所もあり、印中紛争は絶えず勃発しているが両国ともに核を持っているので、大きな紛争とはならないだろう。
インド13憶人の人口の購買力は、これからの発展で天文学的な数字になるだろう、周辺国を巻き込んで経済発展が加速すれば
世界経済にとって良い結果となるでしょう、中国一辺倒からの脱却は地政学的にも良い結果となりそうだ。
その前に、東南アジアの発展はインフラの整備が整った国から
発展が加速しているのも事実で、コロナショックの影響でサプライチェーンの付け替えも進んでいます。
現在ハイテク部品は未だに中国で生産し台湾企業がサプライチェーの中枢ですが、より人件費の安い東南アジアに移る試みが進んでいます。
問題は電力です、停電が多いのが大問題。
人口爆発のインドでは電力の確保が第一ですが、アップルはインド進出を2019年に決定しています。
************インドの英字日刊紙
「ザ・タイムズ・オブ・インディア」によると、米アップルはiPhoneの製造規模を拡大するため提携パートナーを通じてインドに10億ドル(約1070億円)を投資する
フォックスコンがアップルの今回の投資における提携パートナーとなる見通しで、インド南部のチェンナイにある同社工場がアップルの国際市場向け製品を製造する。
このほかアップルの一連の部品サプライヤーもインドに投資し、現地での生産を推進する。
2040年は管理人にとって先の長い話だが、希望は大きい。
中期投資をしているファンドは目安が20-30年なので、コロナショックで疲弊した経済に投資するには大きなチャンスだろう
経済規模が5倍となれば、株価的には10-20倍となるのは見えてくる話だ。
単に価格が上昇するだけでなく、増資による規模拡大や子会社の設立、M&Aなど長い投資期間の間にはいろいろなことがあるだろう。
じっくりと、買い進めればよい。
戦略的投資を考えるなら、インド株ファンドに投資するのも良いだろう。