需供分析

3月20日発表の投資主体別売買状況です、週間遅れですから6日から13日までの集計です。

アドレスは

https://nikkei225jp.com/data/shutai.php

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2020年を表示、コロナ報道から海外投資家は売り越し、買い向かっているのが個人。
特筆しているのが個人信用の部分です、6日から13日までの集計では売り越しになっている。

株価下落のために6日までの信用買いを投げ始めている。

--------証券会社の自己売買部門は28日から6日まで売りで、6日から13日までは買い。

投資信託、信託銀行も6日から13日まで買い。

 

海外の投資家は東証で換金の売りを出しているのは間違いないね

日本株がまだ売られるかもしれないが、投資信託、信託銀行、証券自己売買の「三種の神器」の内、証券会社の自己売買部門が買い始めたのは特筆です。

いわゆるデーラーと呼ばれている人々です、二種類の方がいます。

証券会社に外資系証券や保険会社が入れた大量の注文をさばくディラーと証券会社独自で注文を出す自己売買部門のディラーです。

特に、自己売買部門は独立勘定になっていますから赤字を出すとディラーを切られてしまいます、給与も当然にフルコミッションがほとんど。稼ぎから契約の割合で頂くようです。

自己売買部門は勘定は別ですが、情報は共有されています、

日々証券会社に入ってくる大口の売買注文は自己売買部門でも見れるはずです、それらの注文を見て戦略を建てられるのですから、売りから反転して買いに至ったのは、そろそろ売り枯れると読んだのでしょう。

-------零細投資家はリアルタイムでは見れませんが

この状況だけでもありがたいです。

昔は、日々の寄り付き前に大量注文の情報は見れたのですが、東証が情報をリアルタイムでは出さなくなった。

全て、集計して出すように変えたのです。

*************************信用取引評価損益率*************************

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最新の発表の13日は評価損が-31.02%まで上昇してます、改めて日経平均の日足チャートと合わせて見ると

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赤線の信用買い残が、グイと下げてるのが確認できます、16日からの週に投げたか、追証入れずに強制売りされたかですね。

2月28日の週の評価損が20%を超えてますから、信用買いの価格帯が

日経平均換算で21000円当たりで買っていたのでしょう。

そもそも±0にならなずにマイナスを歩んでいますので、個人投資家信用取引の悲惨さが如実に表れます。

-----------------------日経平均PER PBR--------------------------

 

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日経平均のPBRが見れます(株式会社日本の解散価格)0.82が出現してますが、過去最低値はリーマンショック後の2009年3月に0.81があります。

これに並んだ、実に壮観です。

過去最高はバブルの頃2006年7月に2.71があります。

長期PBRチャートを見ると

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コロナショックで売られているのが如実に分かります、誰が見ても安いと言えるでしょうね。

しかし、この安値で売らなければならない投資家の惨めさも事実として有るのです。

損すると思って買ったのではないのね、儲かると思って買ったはず

思惑が外れて、損失を抱えて追証の恐怖に震えているのです。

--------管理人も知ってます

身近に居たんでね、デカい声で電話してました。

信用取引の何たるかを全く理解してないで追証も知らなかった。

そんな素人丸出しの個人投資家信用取引の口座を開いた証券会社の審査とは。。。

今さらながら証券会社の酷さが分かります。