もう、どれも安い

それでも、売らなければならないほど現金が足りないのだろう(換金売り)

信用取り組みを見ても、信用評価損を見ても投資家が追い詰められているのは明白だ。

--------急落前に話を戻すと

日経平均のチャートからは

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暴落は予想できない、トリプルトップ(三尊天井)を

付けそうだとは、書き込みした。

三回目の天井で練っているのはバブルの弾ける前兆とも書いた。

しかし、赤線(信用買い残)はそれほどでもない。

    青線(信用売り残)もそれほどでもない

-------信用取り組みとしては良い方だ

しかし、これほど換金売りをしなければならないほど

追い詰められたのは、偏に株価下落率がすんごいことになっているのが原因だというのは事実。

もう少し、時間を戻しトランプ大統領の当選の頃のチャートを見ると、上昇の切っ掛けの前にWボトムを付けている。2回目のボトムは当選した時だが、トランプが大統領になった米は終わりだ。。。位の不人気が原因で下落してWボトムとなったのだが。

トランプ公約を熟読していた機関投資家は「減税」の効果を評価して買いを入れていた。

日経平均、ダウ共にWボトムを付けた後急速に値を戻した。管理人もカラ売り後に瞬時に買い戻し利益に繋げたのだが市場のトランプ不人気だけに縋ると偉い目にあっただろう。

-------しかし減税だけに頼った経済効果は

コロナショックの前に弱さを露呈してしまった。

企業は自社株買いに走り、企業利益の追求の為の基本的な投資(研究開発等)に資金を回さなかった、減税で得られた利益や金利の安さから発行した社債による資金調達はマネーゲームとして使ってしまったのだ。

そお、自社株買いや管理職のオプションの施行だ。

-------暴落の根っこはトランプ減税にある

節度ある減税や社債の発行に反対しているのではない

何度も書くが「強欲経済」は得てして相場の神の餌食になっていたのは今だけではない。

日本ではこの様な状態を「減税協奏曲」「低金利協奏曲」などと揶揄する習慣がある。

--------FRBが市場も要求していない

二度目の緊急利下げをして0金利にしてしまった事だがFRBが利下げをしなかったら、企業が発行した社債の利回りが急上昇して企業は破綻してしまうに違いない、FRBは米市場に出回っている全ての債券を集計している。それで緊急利下げの必要性と資金融通の必要性から緊急の金融政策を取ったのだ。

少し前まで、FRBの対応が良く理解できてはいなかった、市場の評価も報道も同様だ。

-------コロナショックは金融危機ではない。

リーマンショックとは異なる、その通りで誰しも異論はないだろう。

しかし金融危機に繋がる目は全て取り払ったのだ、FRBに出来ることは全てやったようだ将来の禍根は別として(次に来るであろうバブルの種を植えた)

後は、財政の出番である米の官僚の才知を見せていただきたい。

-------さて日本だか

黒田日銀総裁のコメントは16日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大による経済への影響について「(2008年の)リーマン・ショックほど大きく実体経済が落ち込むとは誰も見ていない」と述べた。ただ、「全く違う形で経済・金融にショックが起こっている」と指摘し、影響の長期化による世界経済全体への下押し圧力に警戒感を示した。

リーマン・ショックを「バブルが大規模に崩壊してリハビリに相当時間がかかった」と分析。一方、コロナウイルスについては「感染が終息すれば経済も回復する」と述べ、地域単位では生産・消費が早期に立ち直るとの見方を示した

*********日本は米ほど踊っていなかった

ダウのチャートを見れば明らかだ

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チャート左はリーマンショック時です、日本株から見ると涎もの、

日米ともに現在の市場状況は節度ある市場では無く、相場です。

言い換えれば「恐怖相場」ですね。

下へ行き過ぎた、何処で下げ止まるか誰も分からない

しかし、十分に安い。

今は、下げの日柄を消化している状態です