日経平均の見かたにドル換算したチャートが有ります
東証の外資の参加率が60%-70%を超えている現在、ドルを日本円に交換して日本株を買う外資がどのチャートを見ているかは大事なことです。
****************日経平均
***************ドル換算
分かり易いのは、現時点では円安が進んでいるということです。
円安だと株価は上昇しやすい、理由は
ドルが強いので日本株がより多く買える。
要約すると
------------日本株を買う時1ドル100円とします
10000ドルで1000000円の投資が出来ます、ちょうどの値の1000円株価の銘柄を1000株買えます。
その後、株価は変わりませんでしたが1ドル90円の円高になりました。外資は円高で売ってきます。
1000株×1000円=1000000円でしたが、これをどるに帰ると11111ドルになります。
為替の変化だけで11.11%の利益が出ることになります。
********外資は円安で買い、円高で撤退する*******
資金豊富な外資は短期的な投資と長期的な投資、現物
、先物、裁定取引、オプション取引など多彩な取引を行っています。
これらを全て覚えるにはかなりな時間が必要になりますし、分析方法まで網羅するには個人では到底無理があります。
個人投資家と機関投資家や外資との差で唯一勝てる地合いは、個人投資家には決算が無いということです。
そして、日々取引を必要としないことです。
要約すると
勝てる時だけ投資すればよいのです、期限や期日を考える必要はありません。
メリハリ投資の利点はこれです。
十分に安い、為替も円が強い。
持っている資金は円なんですから、強い円で買いましょう。
今現在は1ドル110円くらいですが、過去には75円台まであったのでからね。
ドル円のチャート、月足です
ドル円は右側に囲まれた右肩下がりのペナント型を作っています。
この先を予想すると収束するのは101円ほどの所で
2021年夏頃になるとチャートは物語っています。
為替の変化の実態は力技です、為替取引は日々100兆円ほどあり、株式市場の50倍ほどです。
金持ちが市場を動かせるということですね。
世間では「日米金利差」が原動力と宣わっていますが
実際、資金量豊富な所が負けるはずがありません。
ドル円の方向が日米金利差だなんて信じていると足元をすくわれます。
一日で4円15銭動いた2019年1月3日のチャートです
日本が正月で浮かれている時でも為替は動いています
正月に持ち越しした為替トレーダーはほぼ全滅でした
可哀そうだと思いますが、これが現実なのです。
日々、数十銭の取引にレパレッジをかけてトレードしている為替トレーダーです、4円15銭も動けば損失方向(円安に賭けた)のトレーダーは破産だけではすまないでしょうね。
この時は予想されていました、管理人も12月に危険を察知してブログで警報を発していました。
これは日本人トレーダーを狙ったフラッシュクラッシュなのですね。
こんな魑魅魍魎達は相場のなかに「うようよ」います
こんな奴らと勝負するのですから、必要なスキルは多いでよね。
そして、戦略も大事です。
管理人はスキルよりも戦略の方がより大事だと考えています。
一例をあげると、過去にソ連崩壊の発端となった
LTCM(ロングタームキャピタルマネージメント)というソ連の天才集団のヘッジファンドがありました。
ここは、ノーベル数学賞学者を集めたヘッジファンドで複雑な金融工学を駆使して為替取引で勝利を収めていました。世界中の金持ちはこぞって出資していたのですが、頭は良くても魑魅魍魎では無かった。
残念ながら、魑魅魍魎に嵌められて倒産したのです。
ja.wikipedia.org************この倒産の引き金になったのは
イギリスのポンド危機を引き起こしたジョージソロス
でしょう、
英国の中央銀行であるイングランド銀行との闘いに勝利したジョージソロス率いるヘッジファンドの戦いを見た、世界中のヘッジフゥンドは為替の弱い国に売り浴びせをするようになり、
アジア通貨危機が勃発しました、この煽りを喰らったのがLTCMです。
金融工学といえども所詮机上論でしかありません
魑魅魍魎が集団となって襲い掛かったらアジアの中央銀行など資金不足で倒産するのです。
何故かは、資金量はヘッジファンドの方が多いのですからねぇ。
そして百戦錬磨です、徒党を組み、離散して、また
徒党を組む。
やな奴らですが、勝つための手口を披露してくれるのですから学習するには十分です。
そうして、自身も魑魅魍魎となればよいのです。