チャートは
直近が分かりやすいように六か月チャートです。
五年のチャートは
結論から書くと、2022年8月の予感が脳裏を過りました。
つまり人民元の暴落です中國人民銀行の采配なのか、市場が人民元を売っているのかは分かりませんが中國経済が更に変化する可能性があります悪い方向に変化すると見るのが普通です。
@中國人民銀行が人民元の切り下げで中國経済の根幹の輸出企業を防衛するのか、
日銀同様の金融政策である通貨安「元安」を誘導するとなると、人民元は更に対ドルレートが棄損する。
此れは人民元だけの問題ではありません、「円」・「ウォン」・「東南アジア通貨」まで及び、更に世界へと影響を及ぼします。
ドル独歩高へとつながり世界の新興国はデフォルト危機へとつながります。
******もともと中國製品は安価です
世界的競争力も十分にあります、品質もそこそこですから中國製品は世界を席巻しましたが此処にきて中國の製造は急減速しています。
スマートフォンの製造・EV電池の減速です、他国・他商品と差別化を図るには人民元の切り下げは中國製品に有利に働きますし、此処で国策を発動して中国経済の根幹である「中国製造」をより強固にするにはチャンスです。
思い出すと「中國製造2025」というスローガンがありました、中國的には大儀があるのですからあえて人民元切り下げの言い訳は必要ありません。
******市場が人民元売りなら
世界経済の悪化を織り込んでいるのです、日銀のマイナス金利終了と合わせて勘案すると「円」売りは「世界経済の悪化」を織り込んでいる。
これらから導かれることは「ドル」独歩高になります。
激変する社会は「まだ途中」です、シナリオは確定していませんし安定に向かうには時間はかかります。
それ故に世界的経済危機へと繋がる、ドル高は他通貨の国の通貨は弱くなりそれ等から導かれることはアメリカ以外の国の金利低下へと繋がります。
通常の経済なら金利低下=経済活況という関係となりますが、世界の通貨はドルと交換され更に通貨安→ドル建て債券の償還危機→デフォルト危機へと繋がります。