中国の復活の芽は何?

分かっていたら投資している、

経済再生、株式市場にも「柱」が無ければなりません、それが牽引力となるのですが

さて、中国経済は今どの辺だろうか。

  • 景気サイクルは回復期から不況期まで4つのステージに分かれ、順番に訪れる
  • 「キチンサイクル」や「ジュグラーサイクル」など周期の異なる4つの景気サイクルがある
  • 好況期は「景気敏感株」、不況期は「ディフェンシブ株」が優位。ただし株価は先行して動く

この景気サイクルはかなり真央にUPしてあります、簡単にもう一度

ゴールドオンラインではコンドラチェフサイクルの波動年を記事にしてます、抜粋すると

第❺波は2025年ということになるのでしょうね、しかしコロナ緊急対応で資金をばら撒いたために「既に終了」しているとも言えます。

そして、このサイクル表も「ちょい怪しそうだ」が大きなミスは無いので目安としては使えます。

「50年周期の景気サイクル」から読み解く、欧米経済の行方 | ゴールドオンライン

 

******様々なサイクルが終結している

2025年という事だろう、サイクルは短期ではブレると「当たり・外れ」の確率が大きく崩れるが、50年という長期では時間が吸収してしまう事になる。

 

中国もアメリカも「経済の柱が無い」アメリカは既にかなり景気を取り込んで人々の大量消費に係る「欲しい物」が見つからないのだろう。

例えば「スマホ」の最新商品と型落ち商品で「差をつける機能」が見当たらない。

自動車も「自動運転」も物になってないしEV車もここに来て踊り場から落ちて行くだろう、再挑戦まで時間待ちという所だろう。

 

******日本も高級志向へと

大宣伝で「グランピング」「星野リゾート」「衣服ブランド」「高級食材」「高級車」

などがもてはやされているが、効果は一時的だろうと推察する。

管理人の故郷も第二次住宅ブームも終わりに近い、その前は高速道路が開通し地元が潤っったが、それから30年以上経過して新たな住宅が増えた。

そして、高気密高断熱住宅と改築も進んだのだが「ローン」という荷物が圧し掛かる。

それが経済サイクルの中に組み込まれるのだ、傍目には「綺麗な家」と「高級車」だが内情はローン返済に苦しんでいる。

人生、何度も大きなローンを抱えられないのです。街角景気の観測は「管理人が見た限りは三回目の好景気が終わる」次に来るのは不景気でしょうね。

もちろん、一番初めは「バブル景気」でした。

 

脱線しました、中国の景気回復の柱です。

中国の大発展の動画を探してUPしていたのは「次の景気サイクル」への移行期を見定める為です。

「眠れるブタ」から「中国共産党支配」へと移行し「リーマンシヨックの影響が無かった中国」・・・・つまり世界景気とは無関係の中国をアメリカが世界景気の柱として「資金注入」+「金融工学レバレッジ」を使い「世界の工場」としての位置づけと不動産投資としての内需拡大で世界景気の大きな柱となったのです。

 

そして、中国は大発展を達成しました次に来るのは「不景気」なのは間違いなく既に

未曾有(みぞう)の大不況の真っただ中ということです。

 

******こうなることは、中国中央政府は理解していた

官僚・学者・研究者では世界屈指の人材がありますからね、始めたのが「一帯一路」と「中国製造2025」でした。

「中国製造2025」は初めから無茶苦茶な計画で「技術も盗用」「技術者も引き抜き」という無謀な計画でした失敗は火を見るより明らか。

大量の資金を注ぎ込んだ「最先端CPU」はついに物にならなかった。

 

「一帯一路」計画は上意下達の無理から「威圧的に進めた」為に戦狼外交となったのは致し方ないだろう。

先頭に立つ外交官が現地を向かずに中国中央政府を向いた仕事をすれば「無理を通せば

道理が引っ込む」の例えと通りになったのです。

 

この諺の解説は「不正がまかり通り、間違いが堂々と行われる世の中では、正しいことが通用しなくなる」という意味です。

賄賂を使い「酒池肉林」で接待したのはその国の「お偉いさん」結果はスリランカが代表例だろう(細かいことは省略)

 

柱としての大計画は頓挫してしまった、途中でね。

そして、世界の投資資金は中国から撤退し、コロナのロックダウンからの復活も夢物語とあいなりました。

 

残ったのは「不良債権」ということで、日本のバブル崩壊と同じ道を歩んでいる。

不良債権は焦げ付いた資金(投資資金+開発費+社債,国債の債権)と未完成の箱物です。

管理人はバブル崩壊後(信じられないほど多忙を極めました)、理由は「作れば売れる電化製品や住宅設備」の不良品の交換・修理です。

 

当時の話の一部ですが

梱包製品の中に「検品印」が説明書と共に入っていましたが、全て印刷です。

そして、説明書と共に梱包されていたのです。

出荷品の未検品は当たり前で、人手不足ですから手抜きでしょう「今でも某自動車メーカー」が同様なことをしてますからね。

ただし、出荷された商品に保証はありますバブルの後始末で十数年は忙しい日々が続きました。

出荷した不良品は寿命が尽きるまで、保証期間が続いたのです。

 

中国の不良マンションは同じ道を歩むのだろうが「不動産ディペロッパー」は破綻状態です、日本企業のような保証は受けられない「真の不良物件」となった。

この意味では日本のハブル崩壊より「根は深い」だろう、解決方法はありません。

そして、経済再生の柱は「戦争」以外には考え尽きません。

 

この経済減速で「戦争特需」という禁じ手は、日本では朝鮮動乱からの戦争特需が歴史で証明されてます。

 

******この頃の時代の説明は

日本経済は1951年に戦前水準を超え、60年代の高度経済成長に向かった。 朝鮮戦争の勃発によって、アメリカ軍からの日本国内の各種企業に対する発注が急増した。 この受注によって輸出が伸び、日本経済は戦後の不況から脱することができた。 このことを「戦争特需」という。

 

今、この戦争特需の恩恵を受けているのが「北朝鮮」でロ・ウ戦争の軍需品特需となっているロシアの兵器は「旧ソ連製」の流れで世界では北朝鮮しか同等品を生産していない。

中国はロシアからのパイプラインで化石燃料をガソリンなどの製品として輸出して利益を受けている。

西側のロシアへの経済制裁は「効果は無い」ということだ。

 

という事で、既に「戦争特需」は発生しており、更に戦果が拡大すればの話だが西側は疲弊して恩恵は「漁夫の利」から更に大きくクローバルサウスへと拡大するだろう。

 

前回のブログに書いたように「バルチック海運指数」の改善は中国海運大不況にとっては朗報なんだ。

人命軽視ではないが「戦争特需」は過去の歴史で証明されている、特にベトナム戦争での特需は研究されている。

 

論文があります

 

全文は

https://www3.boj.or.jp/josa/past_release/chosa197004a.pdf

 

戦争特需をホワイトナイトと呼ぶには気が引ける、しかし歴史はそれを証明しているのだから致し方ない。

ここから先、全く分からなないが過去の歴史の中には埋もれている「何かが」あるのかもしれない。

 

終わり