経済指標

シカゴ購買部協会がシカゴ地区にある企業の購買担当者へのアンケートを元に発表する指標。50が好不況の分岐点となる。

シカゴ地区の経済圏がよく分からないが、ボーイングの本社が有ります。

主力工場はワシントン州ですから遠い。

その他には

オレオのモンデレス・ユナイテッド航空・肥料大手ADM・エネルギー最大手エクセロン・マクドナルド・小売りのシアーズなどの大手企業が本社を構えてます。

シカゴ首都は全米で三番目の人口で1000万都市です。

シカゴ購買部協会景気指数は注目度が高い指数です、指数が荒れるので注意は必要です

 

*****注目して無かったイギリスのCPI

上昇の中身は「食品+非アルコール飲料」となっている、イギリスのフードバンクの実情はUPしてあるが裏付けとなる指標となった。

 

このCPIにはカラクリがある、イギリス政府の経済政策が光熱費補助に動いているのでこの分CPIは低下しているが、公費負担を外した生データによるとCPIは13.8%と驚愕な値となった。

 

イギリス政府はこの指標の発表を受けて「厳しく必要な」決断をくだすとコメントしている。

 

BOEはインフレ率を2%へ戻せると主張している、BOEが戻せません、、、などとコメントしたらインフレはすっ飛ぶ事になるでしょう。

という事で、この時期の各国中央銀行からのコメントなど信用してはいけません。

何事もない経済ならコメントも出ないのです、ということで世界のインフレはかなり厳しいと断言できるでしょう。

 

******イギリスのCPIと政策金利の乖離は

10.7-3.5=7.2%

これでインフレを鎮静化出来るのだろうか、疑問は大きい

単純にはいかない部分は「景気」が大きくインフレに作用しているからなんだ。

中央銀行が出来る金融政策は「金利の上下」+「資金量の管理」だけですが、これらの金融政策で「景気のコントロール」をしようとしています。

 

実際には上手く行ってません、結果「景気過熱」「不景気」「インフレ」「デフレ」「スタグフレーション」「ハイパーインフレ」と様々な景気が出現します。

 

現在主力となり社会を構成している人々(日本以外の先進国)は経済拡大が数十年続いている経験しかありません(中央銀行がお金をバラ撒き続けた結果ですが)

何度も書いている「兌換紙幣」から「不換紙幣」へと変化した後は、只の紙切れとなった紙幣は簡単に印刷して供給出来ます。

つまり

中央銀行=印刷屋

 

これに目を付けたジンバブエのムカベ大統領はハイパーインフレを作ってしまった。

何事も閾値があり、これを突破すると今までの経済の流れから逸脱するのは誰でも分かる事です、、、、、だだし閾値が分からない。

 

閾値は理論で推察は出来ますが、当たっているかは分からない。

閾値は「社会実験」により導かれる受け身の指標なのです、アメリカも長い金融緩和により世界一の超金満国家となりました。

結果がインフレです(お金の価値が減損した)お金をバラ撒いて使えばGDPは成長します。

GDP命の中央銀行は「禁断の木の実」を食べ突けた結果が現在と言っても過言では無い。

 

そして、経済循環のピークを迎えた。

コンドラチェフ波動」という古くからある経済循環の法則があります、管理人が経済は循環していると言う大元の考え方です。

説明

ニコライ・ドミートリエヴィチ・コンドラチエフは、ロシアおよびソビエト連邦の経済学者。「西側陣営の資本主義経済は40~60年規模の好不況からなる景気循環を持つ」という理論を提唱した。

 

くしくもアメリカが金融緩和を始めて40年以上経ちました、コンドラチェフ波動の景気循環の次の段階(不景気)の部分の入り口にいます。

 

******FRB・ECB・BOJ

と世界三大中央銀行が連携なしに続けた金融緩和は世界中に資金がジャブジャブとなった。

資産価値が上昇しようが、インフレだろうが、ジャブジャブの資金を減らすには溶けて無くなるしか方法はない(つまりストックが暴落する事です)

各国中央銀行が供給したお金は傘下の銀行で増えた(信用創造)分が、初めに収縮する必要がある。

必要なのは景気減速です、これが無ければインフレは収束しません。

 

金利を上げる・QTをする、これは手段であって結果では無いのです。

 

******アメリカの投資家の多くが買い推奨している

理由はただ一つS&P500指数は2年続けて下落したことが無い。。。これだけ

年足チャートです。

2年続けて下落しないという事で安値更新で買い続けて(ナンピン)してるのがアメリカの個人投資家です。

当たれば大儲け。。。。。だね。

 

******今年の最後の更新となりました

お疲れ様でした。