生産品種別の価格動向もあるが、全てを網羅した指数がある「世界食糧価格指数」です
2023-01
説明
FAOの食料価格指数(Food Price Index)は、穀物、油脂、牛乳・乳製品、砂糖および食肉の国際価格について、2002~2004年を100とし、食品全体の平均価格を指数化したものである。
2023 年の月次リリース日: 1 月 6 日、2 月 3 日、3 月 3 日、4 月 7 日、5 月 5 日、6 月 2 日、7 月 7 日、8 月 4 日、9 月 8 日、10 月 6 日、11 月 3 日、12 月 8 日。
今年の北半球は「高温+少雨+若しくは干ばつ」予想となってます。
******インドのモンスーンとエルニーニュ
米国とオーストラリアの予測では、2023年にはエルニーニョが発生する可能性が高まっているとしている。
これは「南方振動指数」(Southern Oscillation Index)から導き出された結果です。
気象庁の発表しいる南方振動指数は
https://www.data.jma.go.jp/gmd/cpd/db/elnino/index/soi.html
説明
南方振動指数(Southern Oscillation Index)は,南太平洋のタヒチとオーストラリアの都市ダーウィンとの気圧差を指数化したもの. 貿易風の強さの目安となり,ENSOの大気側の指標としてよく使われる. 一般的にはエルニーニョ時に負の値,ラニーニャ時に正の値となる.
2023年3月の値が-0.1となった為にエルニーニョ予想となりました。
WSJによれば
エルニーニョはインドに雨を降らせるモンスーンの雲をインドから遠ざける周期的な気象現象で、これまでも食料生産に打撃を与えてきた。
インドではさらなる食品の輸出規制が行われる可能性が高まっているとしている。
世界一の人口のインドの食糧生産は自国優先であるのは間違いなく、食糧は国家運営の基礎なのは間違いない。
更に、同じくらいの人口の中国は食料生産は不足している、この為にブラジルとの貿易を通して食料輸入を自国通貨建ての契約をかわした。
これは「脱ドル化」の流れとブラジルの農産品確保の一挙両得となった。
中国はロシアの安価なエネルギーとブラジルの豊富な農産品を確保した、さらに中東で外交を繰り広げている。
現時点でイスエルの孤立化とネタニアフ政権の強権化はアメリカも止めれない状態となっているのだ。
この部分の説明は此処がベストだろう
******中国国内景気は最悪だが
「エネルギー+食料」が有れば国は崩壊しないのだ。
そして、その部分に関して憂慮しているのはEUです何度も書いている「金融立国」というビジネスモデルは崩壊の危機となる。
簡単には崩壊しないだろうが「日本流に定義すると」殿様商売だろう。
激変する世界、という未来はどのようになっているだうか。