バルチック海運指数

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世界貿易が絶好調というわけではないのです、

ドライバルク船のデータを提供するオーシャンボルト(ノルウェー)の8月20日データでは

中国経済メディアの「財新網」が8月23日に伝えたニュースを載せている。

8月初旬には400隻だったが、7年ぶりの高水準となった。特に貨物取扱量で世界最大級の港湾である上海港、舟山港での沖待ちが深刻化しているが、原因は、食糧・石炭などの国内需要増、台風の影響、新型コロナ陽性患者(1名)発生に伴う舟山港梅山港区の一時閉鎖、通関地(港湾・空港など)に対する政府の防疫強化などとみられる。

 

海運会社の収益構造は「沖待ち」船状態でも、荷主は支払いが発生する(タクシーを待たせていると同じ)

それ故に日本の海運会社の株価は急騰している状態です、日本郵船の株価は

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商品市況を見ると、ロジャーズ国際商品指数は

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ロジャーズ国際商品指数とは

投資家である「ジム・ロジャーズ」が世界中を旅して自らの目で確認した実用性の高い商品指数で他の商品指数より銘柄数が多い36銘柄から構成されている。

偏りが少ないので、全体的に商品の価格動向を見るには一番適格でしょう。

 

タリバンが占拠したアフガニスタンはリチウム鉱石の埋蔵量が世界最大と言われています、現状は全く生産されていません。

中国がアフガンにすり寄ったのも、リチウム資源が目的とさえ言われているのです(日本では報道されません)そもそも、イスラム教にたいして迫害している中国なのですからね。

タリバンも迫害されている同胞など無視してます。

 

更に、対立を深めているオーストラリアはリチウム生産量は現在世界一ですのです。

オーストラリアからの輸入がストップしたままでは中国のEVの先行きは真っ暗でしょうね。

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日本のメディアは投資に耐えられるような報道は皆無でしょう、唯一日経電子版が使えるくらいですから管理人に言わせると一度つまらないメディアは整理統合した方が良い

嘘八百を並べた中国の経済指標を日本のメディアがお墨付きを与える報道は感心しない

 

******バルチック海運指数の超長期チャート

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この超長期チャートから見ると、海運運賃はまだ序の口だと言えます。

但し、前回の急騰はリーマンシヨック前ということになりますので今の世界的バブルが崩壊するとリーマンショック同様に地獄が待っているのでしょう。

バルチック海運指数のETFは銘柄として無いので、これから突入するとなると日本郵船などの銘柄への投資となります。

バブル破裂を警戒する必要があるので「繋ぎ売り」のテクニックが出来ないと危険です