野村証券

野村HDはアルケゴス・キャピタル・マネジメントの破綻の巨額損失の影響を受けて戦略に入った。

野村は米国と欧州でキャッシュ・プライムブローカレッジのサービス提供を打ち切ることを決定した。

ヘッジファンド保有する株式を担保にマージンローン(証券担保融資)を提供する業務)。

 

******この業務はレパレッジが大きい為に

手数料も膨大になるが、相場が急変すると莫大な負債を被る。

相場が若い時は有効な手段であるが、相場が熟成してくるとあちこちにブラックスワンが隠れているため市場調査に不安のある証券会社では手に余るようになる。

 

アルケゴス・キャピタル・マネジメント関連ではアメリカの証券会社はほとんど被害を受けてない。

特にGSなどは被害ゼロという噂である。

日本トップの野村証券といえどもアメリカのGSと比べたら赤子のようなものなんだ。

ここで撤退の意思を示したのは株主にも安心感を与えるが、この先の収益構造を立て直す必要はある。

世界的に金利が安い現在、廃案になった資金調達を再度実行するにも不安のある戦略からは撤退する以外に再度資金調達の道はないだろう。

 

野村復活の道はまだ遠い、前場終わり値は550.3円/株とアルケゴス発覚後の安値となった。

そぉ簡単には株価は戻らないだろうキーは廃止になった資金調達が出来た当たりが最安値となるのではないか資金調達方法が問題なんだが、増資とでもなれば株の希釈化で安値更新してしまうだろうし、アメリカが金利上昇となれば資金調達など不可能となる

 

野村の戦略は暗礁に乗り上げてしまう可能性は大きい。