米経済を予測している方々は

年内押し目買いのチャンスはない:ジェレミー・シーゲル – The Financial Pointer®

株は大きく上昇するが通貨が下がる:マーク・ファーバー – The Financial Pointer®

2021年最大のリスク:ヌリエル・ルービニ – The Financial Pointer®

 

******詳しく読まなくても

いろんな見方があるということで結論、この中から選択して絞るというのは無し

先々は全く見えてません、確定していることはFRB+米政府が資金を供給しているという事だけです。

1.9兆ドル(200兆円)の財政投資計画はインパクト十分です、単純に喜んでいいのだろうか、本当に必要なのか、インフレの心配もいらないのか。

疑問を解決する方法はありません、強気に出るか、様子見るか、撤退するか、待つのか

全て投資家の判断です。

 

過去にこれだけの資金供給をしたことも無いのですから、先々のインフレ懸念を払しょくすることなど無理なことで

イエレン財務長官の発言にあるとおり「インフレ気にしない」「打つ手は有る」

発言的には、これ以上も、これ以下もありゃしません。

ブラフかもしれないし、真実かもしれないが確認することは出来ません。

 

投資的には「高値を買う」行為は無謀ということだが、急落、暴落、調整を待つか

下値を丹念に拾うか、下値を指すか、投資家の懐具合で決まります。

 

******米の投資家は

買いでポジションを大きく取っています(買い続けないと市場最高値は更新しません、日銀と違いFRBは株は買いませんから)米への投資はインフレ懸念の為にリスクヘッジをするのに様々なポジションを取ります。

株価下落に対応した投資の一つに、管理人も進めているVIX指数があります

下落をヘッジする方法は幾つかあるのですが、証拠金が必要になります。

その中で、オプシヨンを戦略的に組み込むと安価で大きくヘッジできます。

これらがニュースになるということは、米市場では大きく買いに傾けたポジションが

沢山あるという事が推察できます。

例えプロであってもハートはチキンなんですね、不安を払拭することなど出来ません

買いで大きく傾けたポジションを整理して利益を出すには相場が絶好調でなければ無理(絵に描いた餅)となっているのです。

売れば急落するでしょう。

多分、過去最大のレパレッジであると推察してます(サブプライムショックより大きいとね)

第二位、第三のアルケゴスが出てくればチャンスです。

www.bloomberg.co.jp

以前のアルケゴスの説明を思い出して、レパレッジを掛けて株高へ誘導したポジションの解消は急速には無理ですし、正体や手口がバレてしまうと提灯は付いてきません。

4月3日にUPしたブログの中のバイアコムCBSの株価は

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底を這っています。

1年の株価で見るとアルケゴスが手口を隠してポジションを積み上げたのが理解できます

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アルケゴスの被害を受けた野村HDの株価は

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日本市場でもサドンデスの被害を受けた投資家は野村HDを信用買いでナンピンしているようだ。

4月8日の野村HDの発表では

www.bloomberg.co.jp以前は4月20日に発表とあったが、27日にズレたようだ。

仮に、27日に発表できないと野村HDは売り込まれる可能性はある。

27日に全貌が見えて、これ以上の被害が無いとすると大底だと確信できるはずだ。

市場に住み着いている魑魅魍魎は売り崩すチャンスを狙っているのは当然の事で

安易に信用買いでナンピンなどした時に悪材料が出たとしたら餌食になるのは見えている。

相場は常に底が抜けても問題ないようなポジションを作るのです。

生きていればチャンスはある。

 

******市場参加者は狩場を探している

ほぼピークとなっていると感じている株価ですが、21年は更に株高になるなどと

ポジショントークを信じるかは個人の問題で、管理人は狩場を作っているのではと疑っています。

バブルが更に膨らんで株価の高値更新を期待するなどは強欲デショ!

 

トランプ大統領企業減税、続く中央銀行の資金供給、そしてバイデン政権の財政投資と続いている前代未聞の金融緩和の流れは貧富の差の拡大という結果になった。

 

この流れは過去経験したことがある、もっと小さな流れだが共和党政権は財政を拡大させ、民主党政権はその後始末をしてきたのだ。

 

今回は、民主党のバイデン政権は財政投資をしながら貧富の差の修正という難題を掲げて当選した。

 

******日本市場に目を向けると

東証時価総額チャートから

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2021年3月末で 722.6兆円となっている。

この内、日銀が占めるのは45兆円(実際にかったのは35兆円、利益10兆円)

 

日本の名目GDPの推移と比べると

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GDPが増えないで、株価総額が伸びている結果は金融緩和ということです。

簡単に表見すると「お金をジャブジャプ」にしてるだけ。

日本の国力増加の結果ではない。

この金融政策の結果が出るのは「これから」なのです。

 

******閑話休題

中国が全人代でGDP成長率を6%/年を目標にして長期に渡って実行できたとしているが株価(上海総合)が全く伸びていない。

これは全くの嘘(GDPの成長は無い)というのが理解できるでしょう、それを相場解説で嘘のまま取り上げている、経済を理解している解説者なんだが嘘を嘘と知りつつ解説しているのだ。

 

******話を戻して

日本のGDPが伸びないのに、株価時価総額だけ伸びている事実を無視して日経平均は4万円になるなどと解説している元ドイツ証券の誰それの話しなど信じてはいけません一般投資家が経済学に疎いからと言ってポジショントークがあまりにも酷い。

 

******バブルを歓迎するのは理解できる

しかし、誰かがババを引く

無知で欲深い個人投資家が破綻して市場から居なくなるのが普通の事で、その本人にならないように気を付けろ!

 

バブルのまま続いていく経済は無い、過去必ず弾けたのだから今回も弾けるのは誰も否定しないだろう。

否定しない代わりに「バブルではない」と話しをすり替える解説者もいる。

それにも騙されてはいけない。

 

上記で説明した通りなんだ「GDPが増加しない日本で株価が伸びる」のはバブルと言って過言ではない、バブルなんだ。

 

バブルに踊るのは面白い、管理人も経験がある。

株を仕込むにも過去は買えない、未来を売れない、現在を売買するしかない。

リスクをどう取るか、投資家の判断に任されている。