アメリカ長期金利5%までもう少し

FRBの利下げも市場へのインパクトは無く、徐々に市中金利は上昇し続けている。

予測では6%も見えているとの推察まで飛び出した。

債券投資家はFRBの緊急利下げを予見して「買い」に走ったのだが、予測に躊躇している状態のようです。

******未来の事は分からない

だが、今現在

米国債市場の低迷に見舞われている債券トレーダーらは、トランプ次期米大統領の就任が近づく中で、さらに同じ状況が続くと覚悟を始めたようだ。

予測が当たるかは「全く分からない」が、アメリカ債券市場では

社債発行がピークまで増加している、先々の景気悪化に備えて企業は資金を確保しようという流れが定着している為です。

更にバイデン政権は残り数日というのにアメリカ国債入札を予定している。

今週は1190億ドル(約18兆8000億円)規模の米国債入札も予定され、今後もさらに国債発行を予定している為、利回りの押し上げ圧力を増大させた。

 

さらに

7日に発表された昨年11月のJOLT求人件数と米供給管理協会(ISM)の非製造業総合景況指数(12月)はいずれも強い数字となり、市場が想定する米追加利下げの時期を下期以降へと先送りする結果となり、昨日のアメリカ国債利回りは上昇した。

 

アメリカの財政はトランプ大統領が就任するまでよく分からない状態です、イエレン財務長官も退任を発表しているためでもある。

ブラック・ロックの債券ストラジストは「財政政策は少し確実な情報が必要だ、新政権が発足すれば、もっと詳しく分かるだろう」

米国債の発行増という未知の要素が市場に作用し、買い手を遠ざける見通しとなっているとコメントしている。

 

仮にだが、アメリカの債券利回りが上昇続ければ、ドル円は更なる高みへと進む。

日米共に避けたい部分です、アメリカ株は確実に大幅下落するだろう。

日銀は利上げをしなくては日本経済が持たない、現在でも貿易赤字の補填の為にアメリカ国債の売却を続けているという状態です。

更なる貿易赤字となれば日本経済は崩壊寸前となります。

 

トランプ大統領の就任を待たなければ、署名する約300にも及ぶと言われている「大統領令」が見えてこない。

就任まで残り11日です。