年度末も終わり

今日から日銀の日経平均買い終了となります

 

******ファストリテーリングの株価をまとめる

3月31日終値ベースで

88130円 PER=51.71 PBR=9.40

逆日歩は1.5円  信用売=363500 信用買=384100

倍率=1.06 回転日数=6.20   貸借倍率=0.19

日柄経過して振り返ったときに必要となります。

 

******米株式市場の堅調は

jp.reuters.com

少し前に3~4兆ドル規模の経済対策が出ると書きましたが、米政府はこれを2分割して実施する方向で調整し、3月31日に発表するとしてました。

その結果が上記のインフラ計画です。

共和党は反対してます、実際イエレン財政支出でインフレの可能性も確認せずに次のインフレにつながりかねないインフラ整備の2兆ドルは時期的に問題あるだろう、というのが反対の主旨です。

 

簡単には議会を通過しません、イエレン1.9兆ドルも日本のエコノミストは議会を通過しないとした予測を出していた大手証券会社もありました。

 

大手でも、予測を間違うのですから未来の相場を占うのは当たるも八卦の占ほどの確率はありません。

 

******NYダウのテクニカル分析

長期のダウPERは

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平均のPER≒20ですので、かなり高い所にいます

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ウォーレンバフェット氏が作った指数で100が閾値です。

両指数ともに市場最高値という結果です。

 

******これを見ていて

まだ、市場に買いで突入しようとしている投資家がいることに人間の強欲の根本を見たような。

 

******相場が崩れずに

高値に張り付いていられる根拠は中銀の金融緩和+政府の財政支出というのが正しい結論なのでしょう。

 

これらの政策と米経済の反応が見ものと言えます。

インフレが日米を襲って来るという見方が正しいのか

それとも、イエレン財務長官の見識が示しているようにインフレはコントロール出来る、というコメントが正しいのか。

成功すればアメリカ経済は名実ともに世界一が続くでしょう。

失敗すれば世界は破滅的経済破壊に見舞われる恐れがあります。

その中間もありうるのか、まったくわかりません。

日米共に、過去に例を見ない非伝統的経済政策と財政出動をしているのですから。

 

******管理人は自信の建て玉を微調整しながら

この過去に無い相場と付き合っていくつもりです

 

******バイデン政権は貧富の差を解消を

政策にしています、この大統領の公約をどのように実施していくのかは、まだ政策提言の道半ばにも達していません。

イエレン財務長官は救済するのが今の政策だとしています、貧富の差を解消する手立ての立案は未定です。

 

市場参加者はイエレン財務長官の手腕を侮っているのか、イケイケドンドンとしか思えない管理人です。

 

2020年の米大統領選挙の時にご紹介した

******エリザベス・ウォーレン

アメリカの良心(管理人が付けました)と例えても許されるウォーレン議員、ウォール街では天敵とされる方です。

ja.wikipedia.org

イエレン財務長官の次期候補と願っている。

アメリカの経済が打撃を受けたときに、次の財務長官かFRB議長、次期大統領候補。

覚えている価値のあるお方です。

 

日米共に貧富の差に関して議会での追及が弱い、この事実は後々の国政選挙で取り上げられます。

当然、選挙結果に影響は出ます。

 

******衆議院選挙も近い

記憶に留めていてね。

 

 

イースター(復活祭)

キリスト教において最も重要な祭り

十字架にかけられて死んだイエスが三日目に復活したことを記念した祭りです。

******イースター休暇になります

各国、対応はまちまちですがドイツでは

ドイツ政府は23日、新型コロナウイルス対策のロックダウンを3週間延長すると発表した。流行の第3波に対応するため、イースター(復活祭)の休暇期間もロックダウンを実施する。

EU各国はイースター休暇中のコロナ蔓延防止の為

国民に家に留まるよう警告している。

2021年のイースターは4月4日です前後がお休みですので長ければ4月1日~4月5日までお休みです

 

アメリカは4月2日がグッドフライデーで休日です

グッドフライデーとは、イースター前の金曜日のことです。

米株式市場も休場です。

 

 

アーキゴス・キャピタル・マネジメントの続き

ブルームバーグが続報で解説してます

www.bloomberg.co.jp

今日の相場解説者も躍起になって事態の鎮静化の方向を語ってましたが、関係者以外に深部が分かっている方はいません。

安心してもダメですし、不安になるのも根拠がありません。

アーキゴス・キャピタル・マネジメントの運用者も全体を把握できないのです。

相場が刻々と変化しますから、完全に事態収束を狙うなら建て玉を全て解消する以外にはないのですが、

アーキゴス・キャピタル・マネジメントと取引している証券会社など多岐に渡っているのですから、責任の擦り合いと損失計算はより複雑化しているようだ。

 穿った見方をすると自国の金融取り締まり法に触れる恐れもあり全貌を隠している。

リーマンショックの時も事態の鎮静化の後に米金融当局に逮捕された関係者は多数に上り、ファニイメイ(アメリカ連邦住宅抵当公庫)などは当局の管理下に置かれ98年から2004年にかけてのデリバティブ評価額の不正操作(約60億ドルの利益水増し)により、旧経営陣が不当に高額賞与を得ていたとして提訴された。

 要は、金の為なら何をしているか解らないのです。

2021年現在ファニイメイの株価は3ドルまで下落して青息吐息という所です。

 

アーキゴス・キャピタル・マネジメントについて

管理人がネットでグーグル翻訳で得た結果で大手メディアがUPしてない情報はブロック取引で解消できた建て玉は半分ほどだということです。

 残り日本円で1兆円というところだが、レパレッジをどの位掛けてるのか、それにより損失額も増えてくる

残りをどうするのか、関係者の相違が難しくしているのは間違いない。

 

******市場は次の

アーキゴス・キャピタル・マネジメントが出て来るのか慎重になっている。

この問題が収束していくかは、相場が順調かどうかだけです。

その相場に影響を与える長期金利と為替が不穏な動きをしています。

長期金利の上昇は再度始まりました、

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ドル円レート1週間

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ドルインデックス3ケ月

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ドルインデックス1年

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米政府当局はドル高を望んでいません、しかしインフレに対して何ら介入などをしないと公言してますから

ドル高は当面止まらないでしょう。

(金利が高くなるのでドルと他通貨の金利差が拡大)

 通貨は金利の高い方向へ移動するので、買われる通貨は高くなる

 

米へ投資資金が流入するにはドル安が望ましいのは当たり前のことで、近々のドル高は債券価格の下落に繋がり「ドル高」「債券安」となれば行きつくところは

「株安」ということになります。

 

次のアーキゴス・キャピタル・マネジメントが出て来ることに繋がりますので、早急に関係各社は建て玉の収拾に努めなくてはなりません。

 

何度もUPしますが、古くは「LTCM」「リーマンB」

などの破綻も初めは大丈夫だろう、という見方でしたが両会社ともに数日で大問題にまで発展したのは、相場が悪い方向に動いたからでした。

 

それは、事態の収束に時間がかかり市場が疑心暗鬼となったからでした。

 

引き続きNY市場の動向が注目となってます。

市場関係者が全体を見渡せるようになるには今週中は必要でしょう。

問題無ければ、沈静化の方向。

 

******グーグルトレンドでは

世界で一番サーチされているワードは「コロナウイルス」です

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     ↑ はワクチンへの関心をサーチした結果です

 

市場関係者の多くはブラジル型の感染率やEUのロックダウンから経済が再減速を始めるのではないか。

 

******悪いことは重なります

始めは無視して市場は無関心を装うのです、次は心配を始めて気の早い投資家はポートフォリオ解消の動きに出ます。

 

ヘッジ方法を理解してないと、損失が膨らみます。

今回の野村HDの損失なども隠れていたリスクが表に出てきただけのこと。

野村HDはPER=4.82  PBR=0.67と安値になっています

買いたい欲求は理解出来ます。

 

野村HDのチャートは

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商いを伴って大きく窓開けして下落してます。

このチャートから解ることは「落ちて来るナイフ」を掴んだ投資家がかなり存在しているということです

 レパレッジを掛けた取引を理解出来てないと、野村HDが置かれている状況を理解できません。

チャートはかなり上昇してますので、現物をお持ちなら「即刻の売り」(悪材料が出たら)、もしくは「つなぎ売り」を取るのが普通です。

考えている間にリスクヘッジをするのです。

既に遅いですがね。

野村は日本ではトップの証券会社です、昔は野村に口座を開けるだけでステータスでした。

管理人など鼻も引っ掛けてもらえませんね。

とはいっても、証券会社は何処でどんな取引をしているのか中身は不開示です。

信用二階建てをしていたならサドンデスでしょうねぇ

お気の毒様としか言いようがない。

 

******コロナ対策で金持ちがより金持ちになった

各国中銀の金融緩和で色んな所へ余ったお金は届きます

jp.reuters.comその余ったお金が何処に流れて行って、蒸発してしまうのか「相場の神様」にしかわからないのです。

 

FRBなどの中央銀行は現在は市場に資金を供給する時期だとしてますが、資金の受けてはそんなことに関心などありません。

自分がいかに儲けるかだけに関心があり、貧困のことなど無関心で、自分の利益に勤しんでいます。

何時もUPしている「良くない投資先へ」「良くない投資方法で」投資資金をつぎ込んでいるのが普通の事なんです。

 

市場が安定しているなら、問題が現れない。

今回のように問題が現れたなら市場は不安定ということです。

その不安定を狙って、いろいろな投資が生まれてより不安定となっていくのです。

そして堰を切ったように資金が逆回転して市場は崩壊するのですね。

過去なんどもUPしている「ガラ」がやって来る。

 

******市場崩壊のメカニズム

を説明してきました。

過去、幾つものパターンで市場崩壊してきたのですが、崩壊の兆候はかなり前から現れてきていたのです

 

これらの崩壊から逃げれる方法をシュミレーションしていくことが大事です。

 

******この上昇相場が永遠に続くことはありません

必ず、下落します。

日本の相場は、米とは異なります。

人口減の日本ではアメリカのように長期で上昇することはあり得ないのです。

アメリカと日本の差を考えれは結果は自ずから見えてきます。

@人口減

@日本の国債マーケットが崩壊

@金融緩和した資金は海外へ逃避

結果は緩和資金が国内還流しないのですから国内が潤うことは無いのです。

 

日本政府が過去の呪縛(円安誘導等)から方針を変えることが出来れば新たな躍進が期待できますが現政権に期待はできませんね。

 

管理人は今回のリスクで市場崩壊するとは考えていませんが 、切っ掛けの一つであることは間違いないでしょう。

次のリスクは米10年債の利回りが2%ほどに達することが切っ掛けでしょう。

米国債の格付けは世界最高ですから、安全な投資先で利回りが2%も有れば株式から資金が還流するはずです。

 

そのシナリオは市場で普通に語られています、現在は最有力なシナリオですね。

 

金利安で上昇してきた株式市場、金利高になれば相場の様子はガラリし変わります、特にNASDAQのハイテク銘柄が危険だというのです。

 

おしまい 

信用取引評価品益率

東証発表の数値

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株ドットコム様も発表してます

kabu.com

勝手にチャートをUPしましたが、カブコムの客の損失率が低い(中国じゃないので嘘はないね)

これはカブコムのテクニカル分析のおかげだろう

特に+になるなんてすごいと思う、損益率で+6%の差は驚愕の数字なんだ。

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売買合計だと値は全て悪くなる

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これは相場の上昇が続いているからなのだが、トレンドに逆らうと結果は悲惨となるのだ。

 

現物なら問題なくトレンドが変化するまで引きずっても問題ないが信用となると期日がある取引もあるので投げる以外には方法はない。

 

上がり続ける相場は無い、下がり続ける相場も無い、夜の開けない日は無い。

など、相場に格言は数多あるのですがそれを無にするのが信用取引です。

その為に有るのが「つなぎ売り」です、現物が種株で

同数だけ信用で売る。

現物と信用の両建てとなります、相場の天井と思われる所で両建てにするのです。

相場の判断が間違っていた時には更に上昇しますが

何度も天井を通過しても損益に変化はないのです、そして急落までポジションを維持できます。

 

欲深い投資方法ではあります、ある程度の利益が出たら満足する投資(現物オンリー)も悪くはない。

 

******つなぎ売りのテクニックは幾つかあります

相場でつなぎ売りを実施したときに、都度説明した方が分かりやすいでしょう。

 

信用取引評価品益率の使い方は過去に何回かUPしてますが、分かりにくかったようで実際の相場で解説しましょう、チャンスの時にね。

 

******相場の変化を待つ事ができるのは

決算の無い投資家です、プロの属している企業等は必ず決算があります。

その決算日に繋がる受渡日(年度内に入る取引日)は

昨日の29日です(配当取りも含めて)

指標が計算する最終取引日は明日の31日です。

 

まとめると

配当取り+決算対策の売買は29日まで

指標+成績に起因する(お化粧)買いは31日まで

 

となります、配当取りが確定するように取引の実際の方法は二通りあります。

 

29日に「現物買い+信用売り」で配当確定する

29日に現物買いだけで配当確定する

 

この二つです、どちらが良いかは相場付でかわります

2021年どちらが正解だったかは31~2日位で結果がでます。

 

信用取引はしない方向が望ましいのですが、信用取引も相場の中に組み込まれているのです、現物オンリーと言っても信用で売買する投資家も実際には企業が発行する株式総量の中で売買しているのですから、信用取引の仕組み、取引方法、信用倍率などの評価方法などは覚えていく必要はあります。

 

企業の発行済み株数=現物取引数量+信用取引数量

 

上記の計算方法となります、信用買いも現物買いと同じ株を買ったということです。

 

信用売り=現物株を借りて売る

 

実際に現物株が売られるのです、返すには同数だけ現物株を買い戻します。

 

現物株の買い持ち、と、信用取引の買い持ち

この差は一体なんなのか?

 

「期日+持ち続ける日柄」の差です、信用買い持ちは将来の売り圧力となるのです。

 

チャートで信用取り組み(買いと売りの線)が表示されますから、信用買いが急上昇すると後日に売りとなって出てきます。

信用買いは手持ち資金以上にポジションを取れますから信用買いが入ると相場は変化します。

逆もまた同じで信用売りも相場が変化します。

しかし、何方も反対売買の必要がありますので相場の変化は逆に出る期日があるのです。

 

それに目を付ける投資方法が信用評価損益率を元にした取引方法です。

 

信用の買い方が有る程度の損失を出すと「追証=マージンコール」が発生します。

 

一度、二度は現金or担保株を用意して対応しますが、更に相場が下落すると投げるしか方法が無くなります

「投げるor強制売り」となるのです。

 

この時には思った以上の安値が付きます、瞬間に拾って(最安値当たりで指値)翌日以降に売っても利益が出ます。

特にセリングクライマックスとなればチャンスです、相場の大底近辺ということでしょう。

 

******このチャンスを与えてくれるのが

信用取引を行っている投資家の皆様です「欲で買い、恐怖で売る」相場変化の原動力なんですね。

 

株式市場はいろいろな取引が重なり合って相場変動を起こします、全ての取引を日々監視出来ない貧民投資家は大きな力が作用する時だけ売買すればよいのです

 

その為に、お勉強するのです。

 

******野村が大損した先週末から

週開けのNY株式市場は落ち着いた取引で終了しました、もう少し波乱があるかと期待しましたが残念。

 

しかし、これで終わったわけでは無い。

ヘッジファンドがレパレッジ拡大に動いていたことが分かりましたので、資本積み増すかポジションの縮小に動くと思われます。

 

ヘッジファンドが大きく賭けに動いたのは米市場が一時的にはレパレッジを大きく出来る環境にあったのでしょうヘッジファンドが無謀な賭けに動いた訳ではなく、そのような環境が整った時期が有ったということです、その後相場環境が変化したが自身のポートフォリオが大きすぎて自己資本が足りなくなったということです。

昨日のNY市場で他のヘッジファンドの破綻のウワサも無かったのは週末に資金手当てが出来たのでしょう

 

取りあえず、一難(2回目)が去ったのです。

 

******相場が変化する兆し

とは、この様な物ですから覚えておくかメモにして常に見える所に貼っておくことです。

都度、忘れてしまってはダメですね。

 

ほんの小さな兆しが相場転換の切っ掛けとなっていたかもしれないのです。

 

******相場の底は分かりやすい

相場の天井を計る物差しは無い、とくに新高値は全く分からない。

相場が天井を付けた時、誰かが買ったわけです。

まだ上値が有ると考えて買ったはずです、誰も損失になると考えて買う奴はいませんからね。

 

管理人は最高値を買った事も、高値を買った事もありませんが落ちて来るナイフを掴んだことは沢山あります。

しかし、相場は波ですから(日本市場)反転して買値まで戻ります(企業破綻なければ)ので現物で買っていれば恐れる必要はありません。

 

相場の天井が見えにくいので「つなぎ売りで」相場から降りることなく利益を増やす方法を模索するのです。

 

おしまい

今朝の野村HDの速報

ヘッジファンドのアーキゴス・キャピタル・マネジメントが、マージンコールに対してデフォルトを起こした。

******マージンコール(追証

の請求に支払えなかった、ということでファンドの解消を求められた(強制売却)

 

ニュースではブロック取引で建玉を売却したと書いてあるが詳しい説明は無い。

大口の売却(今回は2兆円強)では市場に売り出しをすると暴落するのでブロック取引をする。

日本語にすると場外(東証以外)で証券会社に売却し、証券会社が買い取り先を探して売るという流れです。

買い取る方も安く買えますが、個々の取引の詳細は発表されません。

 

アーキゴス・キャピタル・マネジメントが破綻したということなんだ、ブログにUPした金が余っていると

「良くない投資先に投資する」典型的なパターンです

借入金でレパレッジ(梃子)をかけて投資するのですから思惑通りにいかなければマージンコール(追証

が発生します、プロですから値洗いは分単位で実行してますが、市場は天井を打ったと判断され(ハイテク銘柄)保証金の金額も跳ね上がったのだろう

保証金額は市場の不安定さで変わります。

 

リーマンショックの時にリーマンBが破綻した経緯と同じ様な流れと見てます、リーマンBの破綻までの流れは映画にもなりましたので説明を省きますが、当時の米財務省FRBはリーマンBの破綻が金融危機に発展するとは予測していなかったのです。

 

それがリーマンショック金融危機)となりFRBはQE2を実施するハメになりました。

 

******リーマンショックの前年には

ファンドの停止が発表されました(2件)、当時は小さな事件だけど此れが相場が発している悲鳴だと説明した記憶があります。

 

******アーキゴス・キャピタル・マネジメントの破綻

大きなニュースですが、これだけで金融ショックには結び付きません。

重大なインシデントになるには、幾つもの小さな事件が重なり合って引き金になるのです。

 

アーキゴス・キャピタル・マネジメントのポートフォリオ運用商品の組み合わせ)と同様なポジションを取っている他のヘッジファンドも同様な被害を受けているはずです。

マージンコールが支払えなければ、同じく強制解約となります。

週末に資金繰りに奔走していたはずです、、、、

この「資金繰に奔走」のニュースを何処かで聞いたことありませんか。

 

「ゲームストップ株に個人投資家の買いが殺到し、ロビンフッドは預託金積み増しのため、ゲームストップを含む一部銘柄の取引を一時停止する事態に追い込まれました。また、米ヘッジファンドのシトロン・リサーチは、長年続けてきた空売り対象の調査を中止すると発表しました。」

 

踏みあげられたヘッジファンドは週末にマージンコールの資金を貸してもらえる為に奔走してたのです。

 

******単発では金融危機にはなりませんが

世界的に溢れた資金は「良くない投資先へ」「良くない投資方法で」投資されているのです。

 

市場が正回転していると問題ありません、逆回転始めるとポロポロと問題が表に出てきます。

 

******その切っ掛けの一つが金利上昇です

コロナショックでFRBはゼロ金利を導入しました

本来はリーマンショックでジャブジャブにしたお金を吸収しなければならない時期に失敗(2019年12月)し、その後コロナショックで溢れるほどの資金を供給したのです。

そして、2021年米長期金利は上昇し始めました

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米株式市場はコロナショックの金融政策(低金利)で上昇してきたのですから(特にNASDAQのハイテク)

金利上昇は逆回転が始まったということです。

 

******そんなことはヘッジファンドは知っている

なんで破綻するか?

ポートフォリオが大きすぎて、巻き戻しが簡単に出来ないほどのポジションだったのです。

これは、いつもの事で「イケイケドンドン」のアングロサクソン系の人種の性格なんでしょう。

とは言っても、ロシアのLTCMが破綻したのも同様な事だった記憶があります。

相場を読み間違えた、自信過剰(LTCM)、ポジションが大きすぎた、現金比率を少なすぎた、などなどでしょうね。

 

******アーキゴス・キャピタル・マネジメント

の事件は尾を引きます、今まさに保証金が引き上げられた当日となっているはずです。

米市場が週末で終わった後に来週の保証金額が決定します、足りなければマージンコールとなります。

それが米時間の今日なんです、当然週末の間に資金繰りで奔走してますから、用意では無ければ明日以降に

強制解約が始まるのです。

それも、今日の米市場の出来具合もあります。

 

******魑魅魍魎の世界ですから

売り方は売り崩せると思ったら勝負に出ます。

切った貼ったの世界(博打)です。

 

今日の米市場でどんな売り物が出て来るのか市場関係者は注目しているのです。

 

******VIX指数は

日本時間12時30分で21.42です(30日になりました)

明日の日本市場は配当落ちとなり、配当金額分だけ日経平均は下落します(180円ほど)

 

先物

S&P500先物

https://jp.investing.com/indices/us-spx-500-futures

 

Nasdaq100先物

https://jp.investing.com/indices/nq-100-futures

 

ダウ先物

https://jp.investing.com/indices/us-30-futures

 

******まとめて見るなら

https://nikkei225jp.com/nasdaq/

 

VIX指数にも先物があります

VIX先物 先物相場情報 - Investing.com

VIX指数先物は米市場に上場されていて、そのポジションは米商品先物取引委員会が毎週公表しています

米シカゴ・オプション取引所(CBOE)に上場されています。

しかし、急騰待ちの投資方法ではプロのトレーダーのポジションは意味がありませんので、管理人は見てません。

 

米上場中国大型株ETF

バイデン政権となり中国株の取り扱いが注目を集めていましたが、米政府の対応がまとまったようです。

******取りあえず株価の推移

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見事なWトップです、近眼老眼色眼鏡的発想だと売り逃げ画策したという所だろう。

既に、米に上場している中国企業にはトランプ大統領が発布した法令が適用されるのだが、新たに米へ上場を目指す中国企業には少し違った対応となる。

youtu.be

なかなかの食わせ物というのだろう、搾取されても気が付かないということなんだ。

中共が他国から搾取している事実が表にでる事は少ないだろう国家の恥を晒すようなものだからね。

投資家が損失を出したのを只管隠すのと同じだろ、それを話せる投資家は少ない。

 

******世界一の不動産ディベロッパ

と言われてる

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中国恒大集団の株価の推移です、ここがデフオルトすると中国不動産投資は震撼しまっせ。

30%の割引価格でマンションを売出し中の恒大集団ですが、その後の情報がありませんでしたが

会社側の発表は

香港での株式売却は予定の半分の消化でした2020年10月の事です。

その後、30%割引の結果が好調だったようで2020年の不動産売却総額が11兆5600億円だったと発表があました。

中国A株に上場目的で出資を仰いだ1300億元の返還は

(A株上場撤回)投資家の多くが返済回避に同意して

取りあえず騒ぎは収まった。

 

因みにA株とは

中国国内で上場され、中国A株市場で取引されている株式のことを指す。正式名称は人民元普通株券。A株の取引は人民元建てで、中国の国内投資家専用の市場となっている(※2013年4月からは香港、マカオ、台湾の人でも中国本土のA株口座を開設することができるようになった)。

 

******これらの結果の株価が

上のチャートということだ、どう捉えるかは個人の見解です。

 

******速報です

野村ホールディングスは29日、米子会社で顧客との取引に起因し、多額の損害が生じる可能性のある事象が発生したと発表した。当該顧客に対する請求額は26日時点での市場価格に基づく試算で約20億ドル(約2200億円)。業績に与える影響が判明次第、速やかに公表するとしている。

 

前日比107.2円(14.9%)の下落です(10時25分)

 

信用買い残は2000万株以上です、チャートは

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 一般投資家が信用で買っていたら追証の危機でしょうサドンデスだね。

 

証券会社は今活況ですから、投資資金が潤沢なら会社側の発表で売り崩して、下値を拾って暫くしたら買い上がるのが戦略です。

 

大企業と言えども、信用で買い持ちかるのは危険です