ドル人民元

ドル韓国ウォン

ドルマレーシア リンギット

ドルベトナム ドン

ドルインド ルピー

これらのチャートはアジア通貨危機の様相です、値崩れしてない通貨がインドネシアルピアとタイバーツです

ドル ルビアのチャート

ドル タイバーツのチャート


アジア通貨危機とは

1997年7月よりタイを中心に始まった、アジア各国の急激な通貨下落現象である。東アジア、東南アジアの各国経済に大きな悪影響を及ぼした。このアジアの通貨下落は、アメリカ合衆国ヘッジファンドを主とした、機関投資家による通貨の空売りに惹起されたものである

 

1992年のポンドショックと同様でした。

この時、タイ王国は1996年頃より貿易赤字に苦しむようになり、その赤字からタイバーツが初めにアタックされた。

タイ銀行(中央銀行)はオーバーナイト金利を3000%まで高くして非常手段を取ったが

現物の売り浴びせでは意味をなさない。

タイバーツはドルペッグ制の終わりとなった(当時漫画にもなった)

この当時バーツに「血塗れバーツ」と二つ名が付いたほどだ、

韓国ウォンも同様でIMFから支援をうけて財政を立て直した。

すでに25年の歳月が過ぎたが、よく覚えている当時の新聞は一面は毎日アジア通貨危機一色だったからなんだ。

 

韓国ウォンはここの所ネットで取り上げられている、節目が1400ウォンだとか。

理由はIMFの支援を受けられそうにない、、、こんな所のようだ。

日本も韓国へ冷たい扱いだし、中国も頼りにならないようだし、アタックするには絶好の機会なのはだれにも分かるところでしょう。

 

通貨アタックは過去の遺産です、つまり現役のトレーダーは通貨アタックを知らない。理論は簡単なんだが、レクチャーしてくると方は必要だろう。

誰かが音頭をとって舞わなくては成功しない、ソロス氏は再び壇上には立たないと思う

代わりが居なければ、そして纏める力が必要です。

なかなかに難しい!!!

 

ドルインデックス

見た事も無いチャートになってます、その昔「円」が世界最強通貨だった頃に似てます

前にUPした農協様御一行が農閑期を利用して世界旅行に出かけていた頃の「円」がこんな状態だった。

いやいや、「円」はもっと強かった。

ドルもまだ強くなるのだろう、大変な事になるかも。

 

******事はそれだけでは終わらない

世界が同時不況となるのは、経済的な事だけだが。

その後始末が難しい、基軸通貨のドルが安定しない事には世界経済の発展は無い。

世界各国はドルの経済圏から自国擁護の政策を取るようになるのは致し方ない。

 

方法は幾らでもある「隣国と経済圏を一緒にする」「同じ宗教で経済圏を統一」「東側で経済圏を構築する」

 

つまり、アメリカ離れの経済圏を作るという事だろう。

過去の遺物である「植民地政策」「人種間格差政策」などに固執しているアングロサクソン系民族集団は難しい対応となる。

 

******それほど、このドル高は世界経済へ与える影響はデカイ

そもそもドル借款の根拠は「通貨の不安定を押える」のが目的であって将来のドル高の利益では無い。

世界貿易でのリスク回避が目的なんだからドルがリスクそのものとなると世界貿易には悪影響となる。

一つの例として

韓国の貿易に「信用状」の発行が厳しくなっている、日本の銀行が今までは信用状を発行していた(韓国の銀行では世界貿易の信用状は難しい)

日本の銀行は信用状の利益を頂ける、韓国企業はその信用状で取引が出来たのだが。

韓国のリスク(韓国のカントリーシーリング)の為、日本の銀行が信用状を発行しなくなった。

韓国リスクだけのはずであったが、円安で日本の銀行が発行する信用状が通用しにくくなったのも影響しているのだ。

 

ドル高は様々な影響が出る、世界貿易は通貨の安定が最大の要素なのは間違いない

ドル一強は、貿易にとって好ましくない。

 

******FOMC後のパウエル議長の会見から

世界各国の銀行は「身構えた」だろう、弱い通貨の国の信用状の引き受けは躊躇するか手数料の大幅改定となる、貿易の利益率も悪くなるのは致し方ないがデフォルトに備えて銀行が掛ける再保険も高くなる(受け手はロイズなど)

 

今までの常識が変わる、どう変わるのか分からないのが一番のリスクでしょう。

 

2041

瀬踏みしました。  ダウ週足チャートです

普通なら「瀬踏みもしないチャートです」

ダウは世界的超要望銘柄です、売りなんて普通は考えられません。

経済は拡大するというのがケインズ経済学です(現在の経済学の基礎)、買いで我慢すれば確実に利益になったのが今までの時代でした。

 

******ここに来て世界は

ヒョットしたら変わった(先進国だけ変わったかも)と、一抹の希望で2041を瀬踏みです。

ダウ月足チャートです

「行って来い」なら3000ドルが見える様になるでしょう、10ケ月の予定です。

パウエル議長のタイムスケジュールが当たるなら15ケ月ほどの下落トレンドですね。

 

そんな遠い未来の事など分かりませんから、瀬踏みです3200円台の株価です50株だけ買いました。

買い増しするかは分かりません。

 

アメリカ住宅着工件数

説明

米商務省センサス局が米国内で一月に建設された新築住宅戸数を調査して発表する指標。住宅建設は季節ごとのばらつきが大きいため、調整をかけたうえで年率換算して発表される。一戸建てと集合住宅に分けて、北東部、中西部、南部、西部の地区ごとに集計される。

米商務省センサス局、変な名前だよね英語表記は「United States Census」です

Censu=国勢調査 ですからアメリ国政調査局となります。

https://www-census-gov.translate.goog/?_x_tr_sl=en&_x_tr_tl=ja&_x_tr_hl=ja&_x_tr_pto=wapp

 

脱線しました、この調査は季節調整されてますから生データではありません。

したがって、チャートでトレンドが出るまで時間がかかります。

トレンド転換寸前に見えますが、ドウデショウ?

 

ドル円

2022年年末には日米の金利差が4%となる予想です。

日銀の打つ手無し、となればドル高円安となるのは当たり前の事で。

少し前にUPした、バネル討論会の中で内閣参事官が「ドル高」だと強く述べてましたが「円安」ですよねぇ。

 

そりゃあ、円安だなんて言えば問題でしょうが原因を誤魔化していては円安は解決しません!!

日銀が利上げすれば解決するのですから、円安でしょう。

 

******日銀の大誤算は

アメリカがインフレになった事です、デスインフレと世界的にインフレは死んだと思われていたのです。

経済は水物で10年以上も非伝統的な事を続けていれば、取り返しがつかない状態の可能性は大きくなります。

日銀は目先を見て、世界を見なかった(木を見て森を見ない)コロナが拡大してアメリカが緊急事態を宣言したときには「非伝統的金融緩和終了」を宣言する必要があったのだ。

既に、遅きに失したと結論付けてよいだろう。

 

「日本経済と日本株+日本国債」全てアタックされる可能性が大きくなった。

大分前になるが「日本国債へのアタック」をUPしている、当時のドル円はアタックされる限界当たりだったのだが、ドルが強くなり円へアタックするには当時より簡単になった(ドルが強く外資のアタックはより簡単に)

 

さらにドル円が動くと、チャンスは大きくなるのだ!

その証拠に韓国ウォンがかなり厳しい状態に追い込まれている、まぁ韓国がアタックされている間は日本円は大丈夫だろう。

 

次は日本という可能性は否定できない、投資のリスクをドル円160円となっても安全だと確信できるポジションを取る必要がある。

 

少し前にアメリカの中立金利より少し引き締め的金利が4.0%当たりだとUPしたが、サマーズ元財務長官のコメントを聞くと4.5~5.0%当たりまで引き上げて金融市場をより引き締める必要が有りそうだ。

 

となると160円は遠い世界ではなくなる、何時到達するかという世界なんだ!

投資家が取るべき姿勢は「生き延びろ」だろう。

 

FF金利先物

これは市場の織り込み予想です。

3.0%~3.25%は82%織り込まれ、3.25%~3.5%は18%織り込まれたという結果を示しています。

下段に有るNOWの所です、1MONTH(19 8 2022)前から見て行くと3.0~3.25

の織り込みは47~69~81~82です。3.25~3.4

の織り込みは00~31~19~18へとなり、急上昇後に落ち着いてます。

 

FRBもこれを見ていますから、市場を混乱させないように利上げするなら0.75%を選択するでしょう。

市場を揺さぶるなら1.0%を選択します。

 

普通に見て、年内は今回のFOMCを含めて3回あります。

今回0.75で残り2回を0.5×2=1.0となり合計1.75%の利上げ可能となります。

2.25+1.75=4.0%で2022年年末の金利としたら、FRB的には十分でしょう。

市場の織り込みも十分でFRBの意図する所と合致し、パウエル議長のコメントが緩ければ相場は上昇する可能性は大きいです。