アメリカ株への投資家は

アメリカ経済の「ノーランディング」もしくは「ソフトランディンク」シナリオを完全に信じている。

一番危険な「儲けそこなう」という恐怖を感じたのだろう、「強欲」以外の何物でもないのだが。

 

******激変する社会をUPし続けている

UPしているように「激変」しつつある、どの様に激変していくか未来の事で誰にも分からないのだが多くの投資家は「アメリカ」だけリセッションにはならないと信じているしアメリカのこの先も世界の支配者と考えているのだろう。

平和の時代なら「ソフト・パワー」の重要度が大きい。

説明

ソフト・パワーとは、国家が軍事力や経済力などの対外的な強制力によらず、その国の有する文化や政治的価値観、政策の魅力などに対する支持や理解、共感を得ることにより、国際社会からの信頼や、発言力を獲得し得る力の事です

 

しかし経済が変調し始めたら、必要な物はハード・パワーです。

価値の変化が少ない「金」や生活に必要なコモディティ、食料、エネルギーです。

言い換えれば、「実物経済」を支えている物が必要であって「金融経済」の価値は激減するのです、新しい世界標準へ変わるのですから。

 

世界はインフレが急襲してます、一部の国はデフレの様相を示してます。

この先、どうなるのかなど分かりませんがセルサイドのアナリストは「神」にでもなったような説明をします、高値で買って頂く為には必要なことなんでしよう。

 

澤上氏がこのようなブログを書いてます

張りぼての株高と経済運営 – 澤上篤人の長期投資家日記

 

欲と恐怖が「株式の上下運動」のエネルギーなのです、更に「強欲」を加えるとしたら今の株式市場になります。

日々UPしている「FEAR&GREED」インデックスが示しているように、市場を動かしている感情は「強欲」ですから相場は上昇します。

何時もは「メーター」だけをUPしていますが、「市場の勢い」・「株価の強さ」・「株価の幅」・「オプション」・「ボラ」・「安全な避難所の需要」・「ジャンク債需要」などもあります。

https://edition-cnn-com.translate.goog/markets/fear-and-greed?_x_tr_sl=auto&_x_tr_tl=ja&_x_tr_hl=ja&_x_tr_pto=wapp

改めて、このサイトを見渡すと「この高値で勝負にでる」恐ろしさに気が付きます。

経済指標

長期チャートにすると貿易収支の悪化が見えてくる

ニュージーランド経済は第一次産業が約 6 %、第二次産業が約19%、第三次産業が約67%の割合です。

主要な輸出品目は、酪農品、食肉、羊毛、木材、果 物、魚で総輸出の 5 割を占めてます、農業が最大の外貨獲得産業です。
主な輸 入品目は、工業製品、電気機器、自動車、原油、石油・化学製品、鉄 鋼などでインフレの影響を諸にうけてます。
対ドルレートがそれらを示してます

英国のCPIのチャートは

小売売上分からCPIを引いた実小売売上高は未だマイナス、小売売上高がほぼゼロです此処からインフレ分ほ差し引くと・・・

 

ドイツの輸入物価指数が下げ止まった次は上昇へと移るだろう、最終的にはCPIが上昇する。

カナタの山火事は、毎年のことですが(5月~8月)2023年は酷かった当時報道されニュースは

youtu.be2023年のブリティシュ・コロンビア州経済は経済への影響を発表していない、影響が少ないということだろう毎年の子とであり、調査もされないようだ。

カナダ在住の日本人の方のXでは「賃貸家賃の高騰」が家計を圧迫していると嘆いている、その一方で住宅価格が金利上昇の影響を受けています。

カナダ住宅価格指数

富裕層以外は「インフレと高金利と家賃」の影響を受けている、小売売上高からインフレ分を引いた実小売売上高は勘案するとかないが、影響は大きいようだ。

投資主体別売買動向

円安です、仮に外資日本株を買っているなら「円買い・ドル売り」だろう。

実際に誰が日本株を買い・誰が売っているのか投資主体別売買動向では

投資主体別売買動向(投資部門別売買状況) 日経平均比較チャート

投資信託・信託銀行は売り、過去の日本株活況時も同様だった。

 

チャートにすると

特段海外勢が手口を伸ばしているより個人信用と証券自己売買ののびが目立つ。

信託銀行の売りは顕著ですね。

経済指標

全文は

https://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/tsuki/pdf/zenkoku.pdf

 

******激変緩和は5月から減額される

そのころには、中東のフーシ派の船舶への攻撃の先行きが見えてくるかも。

ロシアからの音速ミサイルの供与は、西側にとり脅威となった、実際にイスラエルへの攻撃として使用され成功している。

あえて、無人の地域へ着弾し弾頭もカラだったようでほぼ被害なし、アイアンドームは無力なのが証明されたことが大きい。

対空ミサイルでは「撃ち落せないだろう」という噂を証明しただけでも西側にとり脅威となる。

 

脱線しました、

日本のインフレの影響は世界から遅れると予想されていた、事実そうなった。

これから、更にインフレが上昇すると見るのが正しいだろう。

そして、どこまで行くのか現段階では全く予想がついていない。

ホルムズ海峡経由の化石燃料が問題なんだ、それでもLNGに影響が少ないと分かっただけでも安心材料ではある。

天然ガスの価格チャートは

欧州エネルギー危機で世界的に増産傾向だったが、余剰が大きく価格は崩壊した。

代替可能な国が多くあり、当たり前に価格競争となる。

 

原油に関しては、代替の見込みはほぼ無いので「運を天に祈る」しかない。

原油火力発電は「石炭」の備蓄が一番楽で、野天にほっとけばOKなので一時世界の石炭需要増加で価格は冒頭した、貯蔵用であるからして一時的でしたのでその後は価格は戻った。

だがEV車からガソリン車へ戻る傾向が強く、今後の原油需要は減らないだろう。
それゆえホルムズ海峡からの出荷を代替できない、日本の原油は90%がホルロズ海峡経由です、封鎖の噂だけで原油高騰する。

 

******アメリカのガソリン価格・生産量

経済指標

 

NZは2四半期連続でマイナスとなりテクニカルリセッションとなった。

 

 

 

 

PMIだけで判断するとフランスはリセッションといえます、既に閾値の50を非製造業PMIは2023年6月以降10か月下回っている、製造業は2022年9月以降調子が悪い。

非製造業の景気は遅行指数です、普通は12か月ほど遅行するのが普通です。

 

ドイツの非製造業PMIは2023年8月以降8か月下回っている、製造業は2022年7月以降21か月閾値を下回っている。

ドイツのビジネスモデルの崩壊はUPし続けてますが、次にドイツが復活するためにはエネルギーが十分に安値で供給されなくてはなりません。

ドイツは敗戦国です、戦勝国と違い植民地もありませんので自国内で稼ぐしかないのですが、ショルツ首相は道を誤ったのだろう。

自らビジネスモデルの崩壊の道を歩み始めた、ドイツの稼ぎ頭であった中国との貿易も関心が少ないようだ。

次のビジネスモデルを模索しようにも取り巻く商業環境が良くなる方向は見えていない

ドイツの人々の生活態度は「質実剛健」と言えるだろう、非製造業PMIがそれらを示している。コロナ前と比較すると見えてくるものがある、コロナ後は一段と低く表れているのが証拠だろう。

ユーロの経常収支はECBの金融政策へ影響する、季節調整前の数値を発表している。

 

細部まで検討してはいないのだが、非製造業PMIが良すぎるのが気がかりだ。

街角景気をネットで見ているが、人出は少ない。

保守的なお国柄ですので古くからの生活スタイルを変えようとはしないのは理解できる



移民をカウントしているのだろうか、これらに関してFedのコメントはない。
ということで継続受給者数以外は無視してます。

アメリカの経常収支の超長期チャートは

アメリカに財政規律という文言が失われたのは1992年のことです。

 

アメリカはガンガン資金をばら撒いているのが見えてきます。

 

 

コンファレンスボードの景気指数は

アメリカが「お金」をばら撒いている効果が出ている、なりふり構わずというところだオールドエコノミーからすれば信じられない事態だ「狂気の沙汰」にしか見えないが。
お金の威力は侮れません。

******これほどの実物の金融緩和をしながら
Fedが利下げをするという、インフレは無視なんだろうか。

サマーズ氏の心配はわかる、アメリカの狂ったような金融政策は止めればアメリカは破綻するのは見えている。

初めてしまったのだから「修正」は無理なんだろう、行きつく所まで行く。

それが何処なのか、過去誰もやったことのない未知の領域です。

Fedはバブル再開を選択した

次にシナリオの「一番当たりそうなのは」はこれ

アメリカ経済は減速している、それをブラフで隠しているが「隠しきれない」事態となる前に「何時もの手段」のバブルで覆いつくす。

 

******アメリカには「借金時計」が実際にあります

1989年にNYマンハッタンに設置されました。

そして10年ほどで桁が足りなくなりました、その当時のニュースです

wired.jp

そして五年前には20兆ドルを超えました

 

二か月前のアメリカのニュースです

youtu.be字幕を日本語にしてね。

 

******今現在の借金総額は

https://www.usdebtclock.org/

34兆ドル(5100兆円)で支払う金利は787392000000ドルで円換算だと118兆円となります。

 

アメリカの財政は「火の車」で国債を発行して金利を支払う「自転車操業」なのは誰の目にも明らかです。

しかし金利を引き下げれば「国債は買われない」今の高金利を続けるのは不可能。

苦肉の策は「バブル」です、企業からの税収を上げ、富裕層からの税収も期待するには株価を上げるバフルが必要です。

景気悪化を裏返すほどのバブルということですね、既に取り掛かっています。

アメリカはガンガンお金を借りて、ドンドン金利を払い、世界はアメリカのドルで埋め尽くされて世界的リセッションを回避するという壮大なシナリオが進んでいます。

 

アメリカには「財政規律」など存在しません、他国の資源は奪うもの。

相乗りすれば、共に儲けられるはず。。。。うまくいけばね。

それは投資家がリスクを取るかどうかですから、自己責任です失敗すれば自損事故。

 

このシナリオはFedのお墨付きはありません、前回のコロナバブルではFedの「何でも買う」というお墨付きがありました、それを手がかりに債権投資家は「不良債権」だろうが「ジャンク債」であろうがガンガン買って債券バブルとなりました。

買うほどに金利は下がり最終的にはゼロ金利となったのです。

今回は株式バブルを作るのです、債券投資家と違いFedの管理下にない株式投資家群を相手にするのです。

そして、それらの戦術を見破れないようにする。

ここまで、Fedのシナリオに参加してくれた大手投資会社が損失を出さないようにバブルを破裂させてはいけません。

ということで、アメリカ株式市場は高値が続くのでしょう。

管理人でも分かったのですから、そろそろ終わりに近いのか何時ものように始まりも終わりも「仕手方」以外にはわからないのです提灯の宿命です。

 

アメリカの今は「治安悪化」で一部のダウンタウンはガラガーラ状態です、それらの都市ではスーバーマーケットが撤退して買い物難民が生まれ、市長がスーバーを訴えました。

しかし、状況は改善されずに公共団体がスーバーの経営に乗り出すらしい(その後のニュースがない)果たして、どうなっているのだろうか。

盗品は路上で売られているが、盗品を売っても犯罪にならないようだ(微罪では逮捕しない)

移民がアメリカのGDPへ貢献しているが、どれほどの貢献度なのかバウエル議長は公開してません。

債券投資家と違い株式投資家には「苦汁か濁汁」を与えるのがFedです、付いてくればジュースを与えるぞとは言いませんのでご注意だね。