耐久財受注のチャートです(改定値使用)受注金額が大きな商談もあるのでブレるのも仕方ない。
PMI
50が好不況の分岐点となる。
聞き取り調査のソフトデータなで、信頼性が問題で実際にデータが欠落している。
3月31日発表予定のシカゴ購買部協会景気指数がより正確だろう。
******ドイツ銀行の週末の取引は
債券トレーダーはAT1債を来週まで持ち越すのに躊躇したのが、相場急変の始めだった。
そもそもAT1債をデフォルトさせたスイス規制当局は「リスクは通知済」と言う見解を発表しただけなんだ、
トレーダーは次の破綻銀行はドイツ銀行だと予想している、ドイツ銀行のAT1債を持ち越す不安には勝てない。
損失出しても楽になりたいという事で売られた、この流れが加速するとドイツ銀行も破綻の可能性が出る。
CDSも急上昇するのも無理はない、ドイツ銀行は発行済みのAT1債の早期償還を発表して騒ぎを収めたのだが、
発表はしたが「資金について余裕は無い」引き続き、この問題は解決しないだろう。
ドイツ銀株が急落、ショルツ首相「懸念する理由ない」 | ロイター
火消しにやっきだが、政治家の言い分など聞くトレーダーなど皆無だ。
逆に、何かあるのではと勘繰られてしまう。
スイス規制当局はこれからの外部資金を失ったと判断されていて、スイス国内の銀行の発行済み債券の借り換えコスト上昇は予想が付かない状態になるだろう、あくまでも管理人の予想でしかないが、借り換え拒否もありうる。
株式を保全して、債券をデフォルトさせるなど過去例は有ったのだろうか。
スイス規制当局の勝手な言い分と、金融市場では捉えられている、この措置が将来のコスト増となればスイスのビジネスモデルである「金融立国」の地位は危なくなるのは確実だろう。
この所、金融規制について各国の対応が「ズサン」としか思えない、発言はコロコロと変わるわ、目先のリスクさえ通過すれば良い位にしか考えていない。
この状態から「安定した金融市場」へ戻るには時間がかかるだろう、そもそも各国中央銀行には術を持っていないだろう。
悪化した金融市場の元凶は「資金量を増やせば経済は活況となる」というブードー金融論なんだ。
既に、供給した資金量は閾値を超えインフレとなり無策の中央銀行が事を解決できるわけが無い。
各国中央銀行に「有効な金融政策」の持ち合わせが無いので大混乱してクレディ・スイスは破綻してしまったということなんだ!
「有効な金融政策は無い」・「インフレでお金を刷れない」・「金利は上昇」となれば
次はガラが来て「金融収縮」するのが順番だろう。
アメリカの銀行株指数は
この指数は閾値が100です、コロナショックの値から推察して悪い状態に居るのは間違いない。